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ホイル・ハーフクローラ(デルタ)・フルクローラの3種の足回りを選べるのはヤンマーだけ!

ホイルトラクターが「4つの点」でほ場に接地しているのに対し、フルクローラトラクターは「2つの面」で接地しています。
そのため・・・

フルクローラトラクターは2つの広い面積のクローラで走行するため、トラクターの沈み込みが少なく、湿田走破性に優れています。また、低接地圧のクローラの「面」で、優しくほ場を押さえながら進むので、軟弱ほ場の耕盤も数年で安定。田植えや稲刈りなどの後作業がラクになり、畑作でも土を踏み固めることなく、根張りを妨げない効果があります。

フルクローラトラクターは、左右2つの広い面積をもつクローラが地面をしっかりとらえるため、けん引力が必要な作業がはかどります。硬いほ場やスリップしやすいほ場でも安定したけん引力が発揮でき、天候に左右されずに、計画的な作業が行えます。また、この強いけん引力で、同じ車格・馬力のホイルトラクターと比較すると作業が早く終わります。

接地圧とは、接地面に作用する単位面積当たりの荷重です。平均接地圧は、トラクター重量÷接地面積で求めます。
例えば、降り積もった雪の中を歩くと、雪に足が埋まってしまった経験はありませんか?ところが接地面の大きいかんじきを履いて歩くと、荷重が分散されるため沈みません。
トラクターも同じです。ホイルトラクターは「4つの点」で接地しているため接地面積が小さく、接地圧が大きくなります。一方、フルクローラトラクターは「2つの面」で接地しているため、接地面積が大きく、接地圧は小さくなるのです。

フルクローラトラクターは接地圧が低いため、ホイルトラクターでは入れなかった湿田でも作業が行えます。

フルクローラトラクターは低接地圧のクローラ全体で、ほ場表面を下方向に押しながら作業していくため、耕盤のない湿田ほ場も数年後には耕盤が安定していきます。

計画通りに適期を逃さず作業をすることは、作物の収穫・品質を大きく左右する重要な課題です。天候によってほ場条件が変わると、特にけん引作業では、効率的な作業がむずかしくなる場合があります。フルクローラトラクターは、硬くなったほ場や雨上がりのほ場、そして、雪上でのけん引もスムーズに行えるため、適期作業が可能です。

ほ場が固くなると表面がすべりやすくなり、大きなけん引力が必要な作業は難しくなります。

雨上がりのほ場では、表面の土がはがれやすく、タイヤが空回り(スリップ)してしまい、サブソイラやプラウなどのけん引作業ができないことがあります。フルクローラトラクターは、そんな厳しい条件下でも作業がはかどります。

雪の上でもサブソイラ作業(心土破砕)ができるため、水はけの良いほ場にすることができます。

積雪のあるほ場の上で行う心土破砕のことです。春先(3~4月)に雪上心破を行うことで雪解け水が早く排除できほ場が早期に乾燥し、春作業を行いやすくします。

大規模畑作において、能率を上げるためにトラクターの大型化が進んでいます。しかし一方で、ほ場が年々踏み固められ、作物の根張りが阻害され、収量にも悪影響を及ぼしているという声も聞かれます。

フルクローラトラクターのけん引力は、ホイルトラクターの約1.5倍。踏み固められた硬いほ場でもプラウ、スタブルカルチ、サブソイラなどの土づくりに重要な作業機をスムーズにけん引できるので、ほ場を良好な状態に戻すことができます。

フルクローラトラクターは接地圧が低く、面で接地していくため、部分的にほ場を硬めることなく、作物の根張りを阻害しません。これにより収量アップも期待できます。

タイヤが部分的にほ場を踏み固めてしまいます。

前輪がホイルなので接地圧が高く、ほ場を踏み固めてしまいます。

省力化のために大区画ほ場が増えています。しかし、大区画ほ場になるとほ場内で高低差ができやすく、様々な障害が生じてしまいます。フルクローラトラクターにレーザーレベラーを装着して作業することで、高低差2~3cmの精度の高い均平作業が可能。大区画ほ場も平らに仕上げることができます。

フルクローラトラクターのけん引力はホイルトラクターの約1.5倍。レーザーレベラーのような重けん引作業機もスムーズにけん引できるので、1行程で移動させる土の量も多く、効率良く均平作業が行えます。
また、ヤンマーのフルクローラトラクターなら、丸ハンドル+FDSで大きな旋回からその場旋回まで自由自在。さらに、ノークラッチ無段変速で、均平作業に一番最適な速度で作業ができ、より効率的な作業が行えます。

長く、幅広のクローラは、傾斜地での等高線に沿った作業においても威力を発揮します。
ホイルトラクターでは直進していてもタイヤが取られてしまいがちでしたが、フルクローラトラクターは横滑りが少なく、安定した作業が行えます。

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