令和5年度 活動記録
研究発表会 ~全国の奨学生が相互に学び、理解を深める~
2023年11月10日 ヤンマー尼崎工場
11月11日 都ホテル尼崎
コロナ禍もようやく落ち着き、今年も無事に研究発表会を開催することができました。初日はあいにくの雨模様でしたが、会場に集まった奨学生は活気に満ちて、日頃の成果を力強く発表。1泊2日と言う短い時間ではありましたが、山岡育英会のメンバーとして互いの絆を深めることが出来ました。
普段の学会発表とは違い、工学・農学という研究分野が異なる研究者が一堂に会する山岡育英会の研究発表会。初めての修士1年は戸惑う場面もありましたが、修士2年は慣れた様子で堂々とした発表をしてくれました。
インドネシア中学生の奨学生証書授与式を開催
2023年10月11日ジャカルタ
10月13日スラバヤ
10月11日にジャカルタ、 13日にスラバヤで、インドネシア中学生の奨学生証書授与式を執り行いました。
今年8月頃に選考の面接を行い、候補者の中から優秀な生徒がジャカルタとスラバヤで15名ずつ(合計30名)が奨学生として選ばれました。
式典では、奨学生に対し、育英会紹介を行い、事業内容などの理解を深めていただく場になりました。その後、PT. YANMAR DIESEL INDONESIAの川尻社長と内田常務理事から奨学生に対し、激励の言葉とともに奨学生証書と記念品の文房具が手渡されました。また、今回の奨学生証書授与式には卒業する奨学生も参加しており、当会から記念品のタオルをプレゼントしました。記念品を受け取った卒業生代表からは、「勉強とスポーツを続けていくうえで、奨学金は大変ありがたいものでした。」と感謝の気持ちが語られました。
今後も、向上心溢れる若者をサポートし、彼らがインドネシアや世界で活躍することを願っています。
インドネシア大学生の奨学生証書授与式を開催
2023年10月10日
10月10日、インドネシア大学生奨学金プログラムの第6期生となる10名の奨学生証書授与式をジャカルタにあるPT. YANMAR DIESEL INDONESIA(以下、YADIN)にて執り行いました。
インドネシアでは、中学生と大学生に奨学金事業を広げ、毎年10名(2学年計20名)―ダルマプルサダ大学5名およびボゴール農科大学5名―へ奨学金を給付しています。
式典では内田常務理事や両校の来賓によるスピーチが行われ、「奨学生が将来、社会に貢献し、花を咲かせていく」というダルマプルサダ協会事務局長のお言葉が印象的でした。
その後YADIN川尻社長から奨学生へ証書を、内田常務理事からは記念品が手渡され、奨学生代表からは奨学金プログラムに対する感謝の気持ちが伝えられました。
今回初めて、学生に対し育英会の紹介を行い、事業内容などの理解を深めていただく場になりました。
授与式終了後、学生とご来賓の皆様には、YADIN工場見学にご参加いただき、日本式のものづくりについて理解を深めていただく良い機会となりました。
当会は、経済的に恵まれない成績優秀な両校の学生に対して2年間奨学金を給付し、学業を続けることができるよう支援していきます。
Yamaoka Hanasaka Academyで奨学生証書授与式を開催
2023年7月22日
7月22日、タイのYamaoka Hanasaka Academyにて奨学生証書授与式が行われました。
奨学生証書授与式では、今年度奨学生となった中学生4名と高校生16名に山岡育英会 内田常務理事から奨学生証書と記念品のタオルが手渡されました。
同式典には、奨学生OBでタイの「BGパトゥム ユナイテッドFC」のトップチームに在籍しているナッタキット選手も同席し、奨学生に向けて激励の言葉を贈りました。
当会は2016年から活動を続けており、卒業生の中からタイのユース世代の代表に選ばれる選手も出てきております。引き続きスポーツで夢を叶えたい若い力を応援していきます。
奨学生証書授与式~豊かな個性と熱意を持った新奨学生を迎えて~
2023年6月23日 ヤンマー本社ビル
若葉の息吹の感じられる佳き日、全国から集まった新奨学生が役員・選考委員の先生方に見守られ、奨学生証書を受け取りました。この日、初めて顔をあわせた新奨学生でしたが、趣味の話や研究テーマなどを披露したり、みんなでランチを囲んで雑談するうちに少しずつリラックス。式典後に開催された茶話会ではすっかり打ち解けたようでした。山岡育英会の一員として切磋琢磨し、互いの絆を深めていかれることを願っています。
Than Phu Ying Chanthima Phumg baramee 高等学校で奨学生証書授与式を開催
2023年6月13日
6月13日、タイのThan Phu Ying Chanthima Phumg baramee 高等学校(以下、プンバラミー高校)にて奨学生証書授与式を執り行いました。
同校は産業や観光資源に乏しく、三度の食事をとることもままならない非常に貧しい地域にあります。国王ラーマ10世の妹であるシリントーン王女がその状況を憂い、質の高い教育が受けられ、給食が食べられるようにと私財を投じてこの学校を設立しました。当会は王女の活動趣旨に賛同し、同校のなかでも特に優秀で、最も支援を必要とする学生を対象に2016年度から奨学金を給付しています。
式典は生徒によるタイ伝統の歓迎ダンスから始まり、サコンナコーン県副市長のご挨拶、校長先生による日本語のスピーチ、内田常務理事によるタイ語のスピーチが行われました。その後、生徒や奨学生の保護者に対して育英会の紹介を行い、事業内容などの理解を深めていただく場になりました。
今年も10名の高校生に対し、内田常務理事から直接、奨学生証書が手渡され、激励の言葉が送られました。また、将来は小学校の先生を目指す現役奨学生や、大学在学中に高校の教員免許を取得し、現在は国立学校の先生を目指している卒業生から式典の中で奨学プログラムに対する感謝の気持ちが述べられました。
今回は育英会からプンバラミー高校へ記念品としてサッカーグッズ(サッカーボール、ビブス、マーカー)を寄贈し、現在授業や部活で使用されています。
式典終了後は伝統工芸品などの部活動紹介が行われました。部活動紹介終了後は奨学生や卒業生へ将来の夢についてインタビューし、8年前の奨学金プログラム開始当初は、将来の進路を聞いても、「分からない」と答える奨学生がほとんどでしたが、今回は全員が具体的な夢や目標を持っていました。奨学金による金銭的な不安が減ることで安心して将来の目標を考える奨学生が多くなり、奨学金プログラムの効果を実感しました。
この奨学金支援によって、貧しい地域であっても意欲のある子どもたちが、将来の夢を叶えるために大学へ進学できること、将来タイや世界で活躍する人材となられることを願っています。