平成23年度 活動記録
「本年度奨学生証書授与式(大学院生)」を開催
平成23年6月24日
本年度採用された奨学生の証書授与式をホテルグランヴィア大阪で開催しました。
本年採用した奨学生
大学院生 | 16名 |
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大学生 | 8名 |
外国人留学生 | 6名 |
高校生 | 10名 |
合計 | 40名 |
本日出席の、大学院奨学生へ、山岡育英会理事長(代理)から、一人一人に証書が授与されました。
その後、各人が選考委員の先生の前で、自己紹介及び研究のテーマを発表しました。
選考委員の先生方からは、厳しくも激励の言葉が贈られました。
抜粋:賢者は歴史に学ぶが、愚者は経験に学ぶ。
「高校奨学生保護者会・友の会(西浅井区)」開催
平成23年8月21日
8月21日、滋賀県西浅井町のヤンマー永原工場の敷地内にある御幸公園にて、高校奨学生の保護者会・友の会総会が開催されました。
高校奨学金制度は、昭和40年に初代理事長 山岡孫吉翁の故郷でもある滋賀県湖北地域にて、経済的に恵まれず、進学が困難な高校生を対象に設けられたもので、今日までの卒業生は、累計で約500名に至っています。
今般の長浜市との広域合併に伴い、この制度を長浜市全域に拡大した為、長らく行われた西浅井支部の保護者会・友の会総会は今回が最後となりました。
また、永年の貢献を感謝して、支部から山岡育英会へ「感謝状」が贈呈されました。
今までの友の会会員の方にも出席して頂き、山岡孫吉翁の銅像参拝と献花式が式が行われました。
「外国人留学生研修会」沖縄の風を感じ・・琉球王朝を偲び・・・絆を深めた研修でした
平成23年10月14日~15日
心配していた雨の天気予報も那覇空港は白い雲、青い空でした。皆さん初めての沖縄観光、見るもの全てが新鮮だったことと思います、復元された首里城の煌びやかだったこと、ゆったりとした気持ちになった識名園、国際通りでの土産お買い物、沖縄舞踊を観賞しながらの沖縄料理。
翌日、午前中は曇りの天気で傘も差すことなく、座喜味城跡に行き独特の沖縄のお城を見て、在りし日の姿に思いを馳せました。次に行った琉球村では、昔実際に住んでおられた民家を移築展示された集落を見て周った後、沖縄を代表する伝統の紅型を体験し、みんな思い思いの色に染めた作品作りに挑戦しました。最後の買い物を空港で済まし、帰路に着きました。
また、思い出の1ページが増えました。沖縄の自然とともに、今回の旅行で一番の収穫は、留学生同士の親睦が深まりました。
技術系大学院生の「研究発表会」を開催
平成23年11月11日~12日
晩秋というのに強い陽射しが続く11月11日~12日、滋賀県米原市にあるヤンマー中央研究所と近隣のホテルに於いて、技術系大学院生による「研究発表会」が開催されました。
日頃、学内や学会で発表する機会が多い大学院生も、聞く側の専門が異なる先生や学生に合わせて、分かりやすく説明しなければならないので、やや戸惑った様子でした。
それでも全篇英語によるプレゼンテーションなども増え、発表者たちの立ち振る舞いも、回を重ねるたびに堂々としてきたと声が上がりました。
しかし、諸先生方の講評では「オリジリナリティがない」「聞く人に対して愛情を持つように」と辛口の意見も続きました。この鋭くも温かい指摘は学生たちの良い財産になったことでしょう。
特別講演での嶋本譲京都大学名誉教授は、「大学は育てるところではない、学生が育つ場所である」と語られ、技術の進歩と反比例するように、学生が受身になって指示されたことしか出来ず、自分から積極的にチャレンジしない傾向にあると指摘されました。
「技術者がより便利なモノを作るのはいいが、そのために技術者が無気力になってはいけない」という警鐘が学生たちの心にどう届いたか、その結果が出る日を期待しましょう。
「第47号会誌」発行
平成23年12月
- 山岡孫吉、初代理事長座右銘
- 歴代理事長略歴
- 理事長あいさつ
- (特別寄稿(大学総長・学長他)
- 卒業生投稿
- 現役奨学生投稿
資料編
- 山岡育英会の1年の動き
- 育英奨学資金寄付芳名録
- 役員名簿
- 卒業生・採用生紹介
- 平成23年度奨学生名簿
- 事務局からの連絡
- あとがき
本誌編集にあたり、多数の方々に多大のご協力をいただき心から感謝します。
今後とも、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
奨学生OBの方で、お手許に当会誌が届いていない場合は、下記にご連絡ください。
公益財団法人 山岡育英会
住所 | 〒530-0013 大阪市北区茶屋町1-32 YANMAR FLYING-Y BUILDING |
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電話 | 06-6376-6281 |
FAX | 06-6376-8103 |
yd_ikuei@yanmar.co.jp |
「卒業を祝う会」を開催
平成24年2月25日
「平成23年度 卒業を祝う会」がホテルグランヴィア大阪で開催されました。
今回は今年早々に就任した山岡健人理事長を中心に、多くの役員の皆様に参加いただきました。
興奮と緊張の中、式典は役員と卒業生、そして現役生の感動的なスピーチが連続し、印象的なステージとなりました。
今年の「卒業を祝う会」の卒業生に関して言えるのは、皆が共通した「絆」で結ばれていたと言う事でしょうか学校も違う、学部も違う同士であり、「研究発表会」など過去数回、顔を合わせただけというのに、長年の友のように交流している姿には驚かされました。
実はこれこそが山岡育英会が望んでいた姿であり、今回見事に結実したことに感慨深いものがありました。
卒業生はこれから社会に出て行く者、大学で研究を続けていく者と様々ですが、「自分たちが授かった感動を、次の世代に伝えてく」という姿勢は共通しています。彼らの今後の活躍が楽しみでなりません。
学生が中心なって開催された二次会では、その若さあふれるパワーが爆発し、大きな盛り上がりを見せました。その雰囲気は写真からでもお伝えできることでしょう。なお、長年常務理事を務められた木村隆夫氏は、今回の「卒業を祝う会」で卒業となりました。最後には木村氏の胴上げもあり、その感動的なシーンに事務局は喝采と涙があふれました。