令和2年度 活動記録

インドネシアにて大学生の奨学生証書授与式を開催

2020年11月18日

11月18日、インドネシアでの奨学金事業第3期生となる奨学生9名への証書授与式をPT. YANMAR DIESEL INDONESIA(YADIN)にて実施しました。
インドネシアでは、2013年から中学生を対象に学業支援を開始し、一昨年からはダルマプルサダ大学ならびにボゴール農科大学の大学生を対象とした、奨学金事業を展開しています。
例年は、多くのご来賓にお集まりいただきホテルで開催していますが、今年はコロナの影響のため、規模を縮小しYADINで開催しました。
証書授与式の後、学生とご来賓の皆様には工場見学にご参加いただき、インドネシアにおけるヤンマーの事業展開や日本式のものづくりについて、理解を深めていただきました。
山岡育英会は、経済的に恵まれない成績優秀な両校の学生に対して2年間奨学金を給付し、学業を続けることができるよう支援していきます。今後も山岡育英会は、国内外の向上心溢れる若者をサポートすることで、より豊かな社会の実現を目指します。

研究発表会

2020年11月6日~7日
~山岡育英会で初めてのリモート開催~

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年の研究発表会はZoomを利用しての開催となりました。参加者は奨学生・アドバイザー・スタッフを含めて、総勢44名。リモート会議の経験はあっても、これほど大所帯での運営は事務局スタッフにとって初めてのことです。万全の態勢を整えて、研究発表会に臨みました。
当日は、奨学生同士が直接顔をあわせることも懇親会で語り合うこともできないため、例年と違って、研究発表に入る前に自己紹介の時間を設けました。5分足らずの短い時間ではありましたが、「地酒めぐりが趣味」「アニメや漫画が大好き」「盛岡でわんこそばを180杯食べた」といったエピソードや、友人とツーリングに行った時の写真、巨大なヘビを首に巻いたベトナム旅行の写真などが紹介され、画面越しにも人柄や楽しい雰囲気が伝わってきます。
「オンラインでの開催と聞いて、当初は関西に行けなくて残念な気持ちでいっぱいでしたが、自己紹介があったのでとても楽しく話が聞けました」という奨学生の声も聞かれ、お互いを少しばかり身近に感じられたようです。
また、例年であれば、人数と会場の都合から参加者を2グループに分けて、別々の会場で発表を行っていましたが、「今年はオンラインだったので、全員の発表が聞けて良かった」という意見もあり、オンライン開催のメリットも活かすことができました。ただ、今年が初参加となる修士1年にとっては、山岡育英会の研究発表会のような分野の異なる相手に向けての発表は戸惑いも多かったようです。発表を終えて「自分の発表は、配慮が足りなかったのではないか」と、反省する奨学生もいましたが、どの発表も力強く自信に満ちたものばかり。山岡育英会の奨学生はコロナ禍にも負けず、それぞれの場所で熱心に研究に取り組んでいることがネットを通しても強く感じられた研究発表会でした。

インドネシアにおける奨学金大学生の卒業を祝う会を開催

2020年8月26日

8月26日、卒業を祝う会を、PT. Yanmar Diesel Indonesia(以下、YADIN)にて開催しました。
今回、卒業した大学生5名は2018年の日本インドネシア国交樹立60周年を機にDARMA PERSADA UNIVERSITY(ダルマプルサダ大学)の学生に対して実施した奨学生で、既に就職している学生も含まれていましたが、卒業を祝う会に出席していただくことができました。
大学生へのインタビューで、大学生活の思い出や将来の夢について熱く語り、そして山岡育英会の奨学金への感謝の念を改めて述べました。どの学生も家庭環境が貧しい状況にありましたが、無事に大学を卒業できたことを誇りに思い、将来のインドネシアの発展に寄与できる人間になりたいと抱負を述べました。今後も山岡育英会は、経済的支援を必要とする大学生に対して2年間奨学金を給付し、学業を続けることができるよう支援し、国内外の向上心溢れる若者をサポートすることで、より豊かな社会の実現を目指します。