令和3年度 活動記録

インドネシアにおける大学生の奨学生証書授与式

2021年11月16日

11月16日、第4期生となる10名の奨学生への証書授与式をPT. YANMAR DIESEL INDONESIA(以下YADIN)にて実施しました。

インドネシアでは2013年から中学生を対象に学業支援を行ってきましたが、2018年から、ダルマプルサダ大学ならびに、ボゴール農科大学の大学生を対象とした、奨学金事業を展開しています。

例年は、メラティサクラ財団、両校の先生方等、多くのご来賓にお集まりいただいて、ホテルで開催してきましたが、今年もコロナによる影響のため、規模を縮小しYADINで開催いたしました。

授与式の後、学生とご来賓の皆様には、工場見学にご参加頂き、インドネシアにおけるヤンマーの事業展開や、日本式のものづくりについて、理解を深めて頂く、良い機会となりました。

研究発表会~昨年に引き続きリモートで開催~

2021年11月5日~6日

日本各地の大学で研究に取り組む奨学生が、一堂に会する研究発表会。通常の学会発表とは違い、山岡育英会には工学系・農学系の両方の奨学生が所属するため、異なる分野や領域の研究報告を聞くことで視野を広げるとともに、奨学生同士が親しく語り合って友好を深めることが目的です。奨学生やアドバイザーの先生方にとって、楽しみなイベントのひとつですが、開催日の11月、新型コロナウイルスの感染状況は一旦小康状態に見えたものの、冬に向けた感染の再拡大を防ぐため、Zoomで開催することになりました。

近年はリモートによるミーティングが定着したこともあってか、奨学生の発表も慣れたもの。語り口もみな堂々として、質疑応答も非常にスムーズで、お互いの研究について理解を深めることができました。ただ、オンラインの発表会では親しく語り合う時間がありません。そこで、研究発表に入る前に自己紹介の時間を設けました。美しい故郷の風景や大学の絶景スポットの紹介、趣味の読書やサイクリング、贔屓の野球チームについての話題の他、筋トレに汗を流していることなどが語られ、コロナ禍にあってもそれぞれ工夫して、充実した日々を送っていることが伝わってきます。特に、男女を問わず、料理やお菓子作りを楽しんでいる奨学生が多かったことが印象的でした。短い時間ではありましたが、発表者の人柄が伝わってくる楽しいひと時になりました。

2年連続で対面での開催はかないませんでしたが、それぞれ発表の場所は離れていても気持ちをひとつにすることができた有意義な2日間でした。

インドネシアにおける中学生の奨学生証書授与式と卒業式を開催

2021年9月26日

2021年9月26日、インドネシア・パスルアン地域での奨学金事業第9期生となる新しい中学生への奨学生証書授与式と、第6期生の卒業式をPT. YANMAR AGRICULTURAL MACHINERY MANUFACTURING INDONESIAで実施しました。

例年はセレモニー形式で開催していますが、新型コロナウイルス感染防止対策のため、屋根付きの屋外スペースにて短時間かつ各生徒個別で行われました。

新たに認定された奨学生15名には奨学生証書を、卒業する奨学生15名には記念品がそれぞれ手渡されました。

インドネシアにおける奨学金中学生の卒業を祝う会を開催

2021年6月29日

6月29日、インドネシアでの奨学金事業第7期生となる13名への卒業を祝う会をPT. YANMAR DIESEL INDONESIA(以下、YADIN)にて実施しました。

インドネシアでは、2014年から中学生を対象に、学校に通い続けるための学業支援を開始しています。例年は、奨学生の両親や関係者の方等、多くのご来賓にお集まりいただいていますが、今年はコロナの影響のため、規模を縮小して開催しました

式典では山岡育英会 内田常務理事よりビデオメッセージが贈られた後、YADIN 保田社長から卒業生一人ひとりに記念品が手渡され、卒業生からは3年間にわたる奨学金の給付に対する感謝の言葉が述べられました。

山岡育英会は、経済的に恵まれない優秀な中学生に対して3年間奨学金を給付し、支援しております。今後も、向上心溢れる若者をサポートし、彼らがインドネシアや世界で活躍することを願っています。

タン・プーイン・ジャンティマ―・プンバラミー高等学校で新しく奨学生を採用

2021年5月15日

今年も、タイのタン・プーイン・ジャンティマ―・プンバラミー高等学校で10名の奨学生を採用しました。

東北地方のサコンナコーン県にある同校は、王族が避暑地として訪れる国立公園の近くにあります。この地域は、産業や観光資源に乏しく、住民たちは三度の食事をとることもままならない非常に貧しいところです。国王ラーマ10世の妹であるシリントーン王女がその状況を憂い、子どもたちが質の高い教育が受けられ、給食が食べられるようにと私財を投じてこの学校を設立しました。当会は王女の活動の趣旨に賛同し、同校の中でも特に優秀で、最も支援を必要とする学生を対象に2016年度から毎年10名(3学年計30名)に奨学金を給付しています。

<今年度新しく奨学生となった高校生10名>