服装・運転前
農作業の安全なスタイル
安全な農作業は、服装を整えることからはじまります。
1. ヘルメットをかぶる
衝撃から頭を保護するヘルメットを着用しましょう。作業によっては、保護めがねなどその他の保護具を着用してください。
危険なスタイルでは…
麦わら帽子では衝撃から頭を保護できません。
2. 首にタオルなどをまかない
首のタオルや携帯電話のネックストラップをはずして、機械にまきこまれにくい服装にしましょう。
危険なスタイルでは…
首にタオルなどをまいていると機械にまきこまれる危険があります。
3. 袖口をしめる
機械にまきこまれないように、袖口はきちんとしめましょう。
危険なスタイルでは…
袖口をしめないと機械にまきこまれる危険があります。
4. ベルトからシャツをださない
シャツはズボンにいれて、機械にまきこまれないようにしましょう。
危険なスタイルでは…
シャツがでていると機械にまきこまれる危険があります。
5. すそのしぼったズボンをはく
すそのしぼった長ズボンをはきましょう。
危険なスタイルでは…
半そで・半ズボンで、肌を露出すると危険です。
6. すべりにくい靴(安全靴など)をはく
転倒を防止するため、すべりにくい靴(安全靴など)をはきましょう。
危険なスタイルでは…
すべりやすい靴では転倒する危険があります。
運転前の基本条件
1. 運転(作業)者について
以下の項目に該当する人は、機械の運転を控えましょう。
- 運転に必要な免許証を所持していない人
- 取説や機械に貼り付けられた、安全銘板の内容を十分理解できない人
- 18才未満の人。
- 体調不良、過労、睡眠不足、病気、妊娠中、飲酒、薬物その他の影響により、運転に集中できない人。
2. 農業機械について
機械を使用する前には、必ず点検を行い、異常な箇所は整備しましょう。
- 紛失したり損傷した部品は交換または修理をしましょう。
- 駆動部や安全装置などの日常点検を行い、摩耗や破損している部品があれば交換しましょう。
- ボルトやナットのゆるみがないか、定期的に点検しましょう。
- 安全銘板が破損・紛失した場合は、新しいものに貼り直しましょう。
- 機械を使用する前には、必ず作業前点検を行いましょう。また取扱説明書に記載されている定期点検箇所に従って、定期点検を行いましょう。
そのほかに気を付けたいこと
- 農業機械は、使用前と使用後に常に掃除しておきましょう。
- 安全、運転操作、点検、整備に関する知識、技術は、事前に取扱説明書などを読み、理解しておきましょう。
- 農業機械や作業機を他人に貸すとき、または運転させるときは、事前に取扱方法や安全な使いかたをよく説明し、必ず取扱説明書を読んでもらってください。
- 無理な作業は事故のもとです。余裕のある日程を組みましょう。
- 本機の改造は控えてください。機械の性能・機能に影響を与えて、人身事故につながる恐れがあります。
3. 危険箇所の予知について
曲がり角
- 草が生い茂っていると、曲がり角が崩れていてもわかりません。曲がり角の草刈りをしましょう。
- 雨上がりの路肩の崩れも注意し、事前に危険な箇所がないか調べましょう。
ほ場の出入り口
- いつもの出入り口も、ハンドル操作に注意して走行しましょう。草が生い茂っていると、曲がり角の崩れがわからないので油断していると、脱輪して転倒する危険もあります。
- ほ場の周辺、危険な箇所がないか事前に調べましょう。
ほ場内
- 誰よりも知っているほ場内も、草で隠れていると気づけないことがあります。日頃から草刈をして危険な箇所がないか注意しましょう。
- ほ場内であっても油断せず注意しましょう。
関連情報
メンテナンス情報
農作業安全のためには、日ごろの機械のお手入れも大切です。
取扱説明書ダウンロード
ヤンマー製品の取扱説明書をダウンロードできます。