助成先一覧
<研究テーマ>
クビレズタ(海ぶどう)由来の機能性希少オリゴ糖の生産技術開発
- 研究の概要
- 沖縄県の特産品「海ぶどう」は低カロリー食材として需要が伸びており、機能性成分についても近年注目されている。本研究では、養殖場において廃棄されているクビレズタ(海ぶどう)を原料とした機能性希少オリゴ糖の生産技術開発を目指す。
- 研究者 :
- 三重大学 大学院 生物資源研究科 岡崎 文美 准教授
- 助成期間:
- 2018年4月1日~2019年3月31日
- 助成額 :
- 140万円
研究の成果についてうかがいました
- Q1:完了報告書の「今後の予定」に記載された、計画通りの展開はできましたか?
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本助成研究完了後、生産されたβ-1,3-キシロオリゴ糖の機能性に基づく応用研究に取り組みました。その結果、ヒト腸内細菌に対する新規プレバイオティクスとしての利用可能性を見出し、新たな研究の展開につながりました。
- Q2:助成研究で得られた成果は、現在の研究活動にどういった形で活かされていますか?
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本助成研究で得られた成果を応用し、超好熱性海洋細菌の耐熱性酵素を用いた海藻バイオマスからの有用物質生産技術開発を進めました。現在では国内および海外の研究機関との複数の共同研究に発展しています。これらの研究課題に取り組んだ学生への教育研究活動にも大いに生かされています。
(2023年2月ヒアリング)
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