助成先一覧
<研究テーマ>
サケのふ化放流事業に対する海鳥類の食害の実態解明
- 研究の概要
- サケの回帰率低下の原因として昨今、海鳥類による食害が指摘されている。本研究では、この海鳥類によるサケ稚魚食害の実態解明を行う。
- 研究者 :
- 北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター 佐藤 信彦 博士研究員
(助成時 東京大学 大学院 大気海洋研究所 特任研究員)
- 助成期間:
- 2018年4月1日~2019年3月31日
- 助成額 :
- 140万円
研究の成果についてうかがいました
- Q1:完了報告書の「今後の予定」に記載された、計画通りの展開はできましたか?
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2018年度の成果をもとに構築された鳥によるサケ稚魚食害の調査プロトコルを適用させ、北海道函館市の渡島管内さけます増殖事業協会からの依頼を受け、同調査を実施し、食害の定量化に取組みました。函館市近郊の食害においても、同様に自然減耗率の一つとして捉えられる被害であり、鳥は他の捕食者に比べて人目に付きやすいために過剰に警戒されていることが示唆されました。
- Q2:助成研究で得られた成果は、現在の研究活動にどういった形で活かされていますか?
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本研究活動を通して、自身の調査研究技術を水産振興につなげる良い一例を経験し、海洋生物の行動生態調査を水産振興の絡めていく研究スタイルを確立できました。
(2023年2月ヒアリング)
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