YESSA 一般社団法人ヤンマー資源循環支援機構

マイページログインはこちら

文字サイズ

  • 小
  • 中
  • 大

助成先一覧

<研究テーマ>
枯草菌が生産する殺虫成分の解明

研究の概要
安全性の高い枯草菌が生産する殺虫成分の構造と配列を解明する。安全性の高い微生物農薬の開発に関する研究。
研究者 :
愛媛大学 大学院 農学研究科 西脇 寿 教授
助成期間:
2018年4月1日~2019年3月31日
助成額 :
115万円

研究の成果についてうかがいました

Q1:完了報告書の「今後の予定」に記載された、計画通りの展開はできましたか?
本研究完了後、殺虫性ペプチドとともに単離できていたアカイエカ幼虫に殺虫活性を示すタンパク質性成分に関する研究を進めました。当初殺虫成分と考えていたタンパク質を過剰発現して活性を評価したところ,残念ながら殺虫効果は認められませんでした。この結果をうけて、新たに候補タンパク質を再精製し、その部分構造を明らかにすることができました。その配列をもとにタンパク質を同定し、過剰発現を進めています。
Q2:助成研究で得られた成果は、現在の研究活動にどういった形で活かされていますか?
本研究を通じて、新規生物農薬となりうる微生物の開拓が必要との思いを深め、殺虫活性を示すものだけでなく、抗菌活性を示す微生物の探索を開始しました。その結果、生物活性を示す多くの菌体を入手することができ、その生物活性を示す物質の精製ならびに構造を決定する研究へとつながっています。

(2023年2月ヒアリング)

>助成研究のその後 一覧に戻る

このページを印刷する

このページのトップへ