YESSA 一般社団法人ヤンマー資源循環支援機構

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助成先一覧

<研究テーマ>
未利用木材から調製されるセルロースナノファイバーを用いた新規紙材料の開発

研究の概要
未利用木材を原料として新規素材のセルロースナノファイバーを調製し、当セルロースナノファイバーを活用した、構造材料に応用可能な新規紙材料の開発を試みる。
研究者 :
東京農工大学 大学院 農学研究院 小瀬 亮太 准教授
助成期間:
2018年4月1日~2019年3月31日
助成額 :
140万円

研究の成果についてうかがいました

Q1:完了報告書の「今後の予定」に記載された、計画通りの展開はできましたか?
「今後の予定」に記載した「高強度構造紙の開発」に関して成果が得られました。具体的には、2mm厚のアルミニウム板の曲げ剛性を上回る多層板紙の開発に成功しています。
Q2:助成研究で得られた成果は、現在の研究活動にどういった形で活かされていますか?
紙の新規用途として、ロボットアームを検討しています。助成時の研究をベースとしてさらに研究を進め、開発した多層板紙がロボットアームに適用可能なレベルの力学物性を示しました。そのため、現在、ロボット工学、材料力学を専門とする大学研究者とチームを組み、ロボットへの実装を検討するステージに移行しています。当助成により、紙ロボットの開発に向けた研究を大いに進展させることができました。また、研究計画当初は、セルロースナノファイバーを組み込むことを予定していましたが、低環境負荷の製造プロセスを検討する中で、今回の紙材料開発においてはパルプ繊維のみを使用する方向にシフトしました。

(2023年2月ヒアリング)

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