YESSA 一般社団法人ヤンマー資源循環支援機構

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助成先一覧

<研究テーマ>
自然栽培作物の総合的評価と環境因果解析

研究の概要
自然栽培で生産された野菜および果実の食味、品質、機能性について、慣行農法で生産されたものとの差異の有無について、科学的傍証の裏付けの上で提示する。
研究者 :
北海道大学 大学院 農学研究院 実山 豊 講師
助成期間:
2018年4月1日~2019年3月31日
助成額 :
70万円

研究の成果についてうかがいました

Q1:完了報告書の「今後の予定」に記載された、計画通りの展開はできましたか?
助成当時は自然栽培圃場へ移行してから年数も経っておらず、育土状況も比較的若い状態での解析でした。現在、毎年異なる品目を植えながら実験を続けています。2021年12月には国際園芸学会下部組織の有機栽培学会にて、以下の要領で発表をしました。
Jitsuyama, Y., N. Yotsukura, Y. Araya, M. Shiokoshi, A. Ichiki, R. Hara, Y. Kita, T. Suzuki, (2021) A comparison with yield and functional composition of various vegetables between natural and conventional farming system for several years at northern Japan. Organic Horticulture Symposium 2021, Dec. 14th-16th, (Catania, Italy)Remote.
Q2:助成研究で得られた成果は、現在の研究活動にどういった形で活かされていますか?
自然栽培では土壌の醸成が徐々に進行するものです。同じ耕種法を継続しながら、年によっては有機物も導入し毎年野菜栽培を行い、そのバイオマス・収量・成分の変動をトレースして、環境パラメーターとの関連性を調査していくつもりです。
Q3:研究継続を断念された原因をお教えください。
研究室の諸事情により圃場管理のマンパワーが確保できず、2枚中1枚を断念せざるを得ませんでした。SDGsが注目される昨今ではありますが、「自然栽培」を選択する人は少なく、苦慮しています。

(2023年2月ヒアリング)

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