助成先一覧
<研究テーマ>
魚類廃棄物の資源循環型利用による除染および磯根資源生産力向上技術に関する研究
- 研究の概要
- 水産業振興と東日本大震災の被災地復興を含めた循環型社会の形成に資するための以下の技術開発
- 魚類廃棄物由来のHAP(ヒドロキシアパタイト)を用いた放射性物質等の新たな除染技術の開発
- 海域開発により変化した流動場の定量的評価と物質の移動機構を解明する数値モデルの開発
- ②の数値モデルの活用と、現地における磯根資源分布調査による磯根資源ゾーニングシステム(浅場の母藻群落形成と高齢漁業者用の採貝漁業場の創出)の構築
- 研究者 :
- 香川大学工学部 末永 慶寛 教授
- 助成期間:
- 2016年4月1日~2017年3月31日
- 助成額 :
- 150万円
研究の成果についてうかがいました
- Q1:完了報告書の「今後の予定」に記載された、いくつかの調査は計画通り実行されましたか?
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助成研究において、実海域で機能評価を行った水産資源増殖構造物の機能強化を現在図っています。その成果指標として、海藻着生量とウニの這い上がり調査、ならびに種糸の効果とウニの食害対策の調査も継続実施しています。
- Q2:助成研究で得られた成果は、現在の研究活動にどういった形で活かされていますか?
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研究成果で得られた物質を基にした、新たな吸着材の開発に取組んでおり、放射性物質(溶液含む)の処理技術への活用方法に関する研究を継続しています。また社会人大学院生の入学者もあり、リカレント教育に資する成果となっています。
(2021年7月ヒアリング)
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