助成先一覧
<研究テーマ>
国内のバイオマス利活用事業、特に木質バイオマスを中心とした事業可能性調査
- 研究の概要
- 国内のバイオマス産業都市における木質バイオマス活用事例のヒアリング調査から成功要因と課題点を抽出し、木質バイオマス発電・熱供給事業が円滑に継続できる手法等の要素解明を実施する。
- 研究者 :
- 一般社団法人日本有機資源協会 土肥 哲哉 氏
- 助成期間:
- 2016年4月1日~2017年3月31日
- 助成額 :
- 190万円
研究の成果についてうかがいました
- Q1:完了報告書の「今後の予定」に記載された活動計画については、実施することはできましたか?
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調査報告に関しては、バイオマス産業都市を中心に、木質バイオマスに関する問い合わせがあった際に情報提供を行いました。その結果、鳥取県の北栄町や栃木県さくら市、大分県竹田市など、多くの自治体が木質バイオマスを取り入れたバイオマス産業都市構想を策定し、バイオマス産業都市に選定されております。また木質バイオマスを中心としたセミナーについては、過去2018年倉吉市倉吉公民館と2020年東京建築会館にて2回発表しました。今回の調査で得られた知見をバイオマス産業都市連絡協議会(現バイオマス産業都市推進協議会)に提供し、『平成29年度(2017年度)バイオマス産業都市の構築推進に関する提言書』にまとめ、バイオマス関係7府省へ提出しています。
- Q2:助成研究で得られた成果は、現在の研究活動にどういった形で活かされていますか?
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本研究で得られた成果は、2018年環境情報科学論文集に「森林資源調査による小規模バイオマス発電の可能性」のタイトルで投稿し、また2021年度6月開催の生態工学会の年次大会にて「バイオマス利活用の技術開発と普及促進」というテーマで学術賞公演を行いました。
(2021年7月ヒアリング)
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