長畑 友之 様
株式会社ササキコーポレーション 技術開発部 主任
株式会社ササキコーポレーション 技術開発部 主任
ブームモアSBM360(DX)は、日本の左側通行に合わせた左側オフセット機構です。そのため、対向車を気にせず、安心して作業が行えます。また、フレールモアやオフセットモアでは作業ができない、ガードレールの向こう側や、用水路周り、傾斜のより遠い所、足場の悪い法面の草刈りなどをより安全に作業することが可能です。さらに、キャビン式トラクターとセットなら、暑い夏でもトラクターに乗ったまま草刈作業が行えるので、涼しい車内から操作ができ、身体への負担も少なく、快適に作業ができます。
刈取部は油圧シリンダーにより格納位置より前方に107cm移動し、オペレータが視認しやすいよう運転席の左横に油圧操作で移動することができます。これは国産の油圧方式では当社が唯一です。また、PTO駆動方式のブームモアでありながら、クイックヒッチ装着(標準0S・0L)に対応し、ストレスのないスムーズな作業移行が可能で、装着バランスに優れた機体設計です。さらに、作業中の安全と機械トラブルの防止を実現する、安全機能を採用。障害物に接触するなどの高負荷状態になると、アーム部が進行方向後方に逃げる“ブレーキバック機構”を装備しました。
この製品を導入していただいたお客様からは、草刈りの難しい場所や夏の作業がラクになったと好評を得ています。「草刈りにかかる労力が軽減でき、高能率な作業ができる」「交通量の多い道路での作業も左刈りならストレスが少ない」「刈取部が確認しやすく作業がしやすい。また、無線通信ジョイスティックリモコンは直感的に操作できるので使い勝手が良く、運転席の左右どちらに設置できるのもいいですね」などのお声をいただいております。
センター作業、路肩の法面、ほ場のあぜ周りの雑草刈りまでが1台ででき、大幅な軽労化を実現。
アームの伸縮・モア部の回動が、1本レバーで可能。レバー操作はフィンガータッチで、長時間の操作もラクラク。
2018年6月発行「トンボプラス12号」より転載