CSR・環境
VISION04 ワクワクできる心豊かな体験に満ちた社会

2018年度のCSR・環境活動特集

商品などのモノよりも体験などのコトの提供が求められるなかで従来のビジネスモデルにとらわれることなく驚きや感動に満ちた価値の提供を追求

関連する主なSDGs目標:8

ヤンマーは、“A SUSTAINABLE FUTURE”が掲げる未来像の一つである「ワクワクできる心豊かな体験に満ちた社会」の実現を目指しています。仕事も余暇も心ゆくまで存分に愉しみ、生活のクオリティーを高めていくための一つの方向性として、マリンレジャーを提案しています。

釣り、クルージング、マリンスポーツ、スキューバダイビングなどさまざまなアクティビティをお客様に楽しんでいただくため、当社はプレジャーボート、フィッシングボートやマリンエンジンなどの開発、販売を通じて、驚きや感動に満ちた価値の提供を追求しています。

また、より多くの人にマリンレジャーに親しむ機会を増やしてもらうため、ボートシェアリングサービス事業への参画や、事業活動の枠を超えた「文化醸成活動」としてヨットレースなどのマリンスポーツ支援にも取り組んでいます。

ヤンマーの展開

マリンプレジャーの楽しみを拡げるためボートシェアリングサービス最大手のGetMyBoat社へ出資

ヤンマーは、世界184カ国でプレジャーボートおよびマリンプレジャーのシェアリングサービスを提供するGetMyBoat社(米国・シリコンバレー)に出資しました。同社が運営するウェブサイトには約11万艇のボートが登録されており、レンター(船の借り手)は、ボートを買う費用や維持費用を考えることなく、世界中のボートが使用できます。

また、ボートのオーナーは、同社が提供しているプラットフォームにより、世界中の多数のレンターにアクセスすることが可能です。一般的に、ボートは年間8%の時間しか使用されていませんが、この不稼働時間を利用して貸し出すことにより、オーナーはボートを保有するコストを大幅に下げ、より気軽にボートを所有できます。GetMyBoatのサービスは、より多くの方々がオンデマンドで豊かなマリンライフを享受できる世界を目指しています。これは、驚きや感動に満ちた価値を提供したいというヤンマーの価値観を体現しているものです。

GetMyBoatのサービスにより、ミレニアム世代などへマリンライフへの入り口となる体験を提供し、マリンプレジャー人口の裾野を広げ、ボート人口の増大につなげていきたいと考えています。また、 GetMyBoatに蓄積される市場情報を生かし、それを学ぶことで、自社のプレジャーボート製品の開発や新サービスの展開を加速させたいと考えています。

GetMyBoat社へ出資

GetMyBoatによる体験イメージ

パートナーからの声
プレジャーボートを通じて世界中の人に豊かな人生を提供したい

Sascha Mornell氏

GetMyBoat社
CEO
Sascha Mornell 氏

GetMyBoatは、株主およびパートナーとしてヤンマーを迎えられたことを大変嬉しく思っています。私たちは、プレジャーボートを楽しむ機会を、世界の誰にでも簡単に手に届くものにしたいと考えています。

そして、有意義かつ喜びのある体験により人生を豊かにすることを目指しています。企業ロゴであるイルカは、遊び心と、水辺で友達や家族と共に過ごす楽しみそのものを体現しています。マイアミのスーパーヨット、グレートバリアリーフでのダイビングから日本での魚釣りまで、GetMyBoatが提供できる思い出のバラエティーは無限大です。

また、私たちはエコツーリズムを支援しています。より多くの人が海や湖水の恵みに感謝するとき、環境意識が一層高まり、さらにサステナビリティが重視されるようになると考えています。

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