インドでのミッションは、インド市場における田植機・コンバインの拡販とそれらの商品を核としたソリューションの提供です。そのミッションを達成するために、中長期的な目標を作り、目標を達成するための必要な施策等を計画しています。計画通りに結果が伴えば良いのですが、うまく進まないこともあります。そうした場合は、原因が何なのかを追及し、新たな計画とその実行に向けて軌道修正を行います。また、新商品を導入する際の現地での試験や導入までの準備、販売・サービスの支援など、業務範囲は多岐にわたります。
成長が期待されるインド市場
田植機・コンバインの拡販に努める
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Yanmar Coromandel
Agrisolutions Private. Ltd
Corporate Planning Dept.
Deputy General Manager商学部 経営学科卒
2004年入社 -
一色 宏志HIROSHI ISSHIKI
現在の
仕事内容
海外で
働くことの
醍醐味
農業機械は今後インド市場において成長が期待されている市場ですが、難しい市場でもあります。そのため、手探りで業務を進めていかなければならないことも多々あります。インド人社員と共に試行錯誤を繰り返し、挑戦したことが成功した際は、苦労が大きかった分、喜びもまた一段と大きく感じます。また、こちらでの所属は経営企画部になりますが、事業の規模が日本のようにまだ大きくないため人員も少なく、様々なことに対応しなければなりません。駐在して初めて行う業務も多く、戸惑いを覚えることもありましたが、インド人社員やヤンマーグループの様々な部門の方に支えていただきながら、仕事を進めることができています。インドという日本から離れた国でグループ一丸となって仕事ができていることにやりがいを感じています。
仕事で
大切に
していること
当社は、ヤンマーとインドの現地企業、日本の商社の3社での合弁会社になります。日本とのコミュニケーションなど日本人の私がやれば早いと思う時もありますが、インド人社員が中心となって業務を進めることができるようにしています。コミュニケーションでは文化・言語の違いから一筋縄にいかないことも多々あります。日本人の考え方をインド人社員に伝えることで、彼らに背景を理解してもらい納得してもらった上で、業務を進めることができるよう心がけています。日本の会社のインド法人ではありますが、よりインドに根付いた会社として成長するために、「インド人が中心となって進めている会社だ」という認識を従業員全員がもつことができればと思っています。
印象に
残っている
エピソード
コンバインという商品をインド市場で販売するにあたって、販売するまでの様々な準備に1年弱の期間を要しました。インド人社員にとっても私にとってもコンバイン販売は初めての業務でした。私は今までトラクタを扱う部門に所属していたことがありましたので、トラクタについての知識はありましたが、コンバインについては知識も乏しかったため、日本の関連部門の社員の方にいろいろと教えてもらいながら理解するとともに、インドのコンバインに関する商習慣についても理解する必要がありました。様々な部門に所属するヤンマーグループの社員とインド人社員とが協力しながら進めた結果、最終的に販売を開始できた時、非常に感慨深いものを感じました。
休日の
過ごし方
最近、あらためて、英語を勉強し始めました。インドは地域によって言語が異なるため、英語が共通言語になっています。インド人と一緒に勉強することで、英語を学ぶだけではなく、日本人とは異なるアグレッシブなインド人の考え方やインド文化に触れることができていると思います。チェンナイには800人程の日本人が居住しており、日本人のコミュニティがあります。私は日本人が運営しているマラソンとバスケットボールのサークルに入っていて、週に一度は体を動かすようにしています。サークルのメンバーは日本では接することのない異なる会社の方々ですので、そうした方と接点をもつことも楽しいですね。