ヤンマーは創業から110余年。私たちは今、次の100年を見据えて「A SUSTAINABLE FUTURE」を掲げ、「省エネルギーな暮らしを実現する社会」「安心して仕事・生活ができる社会」「食の恵みを安心して享受できる社会」「ワクワクできる心豊かな体験に満ちた社会」の実現を目指しています。ヤンマーで働くということは、仕事を通じて社会の発展に貢献できるということ。これは社員一人ひとりにとって非常に大きなやりがいになっています。またヤンマーの企業活動の原点には、創業者・山岡孫吉の「美しき世界は感謝の心から」という言葉があります。この精神を大切にしながら、200年企業へ向けて「どのような社会価値を生み出せるか」を追求し、事業に取り組んでいます。
これらを実現するために重要なのは、何よりも「人」。ヤンマーは、世界で最も人の可能性を信じる会社です。特に若い世代のチャレンジを後押しする風土が、長年にわたって根付いています。私たちは受け継がれてきたこの想いを「HANASAKA」と呼び、人材育成をはじめ、様々な活動に生かしています。

コロナ禍をきっかけに在宅勤務制度を導入し、現在は出社と在宅を選択できるハイブリッド型となっています。この勤務形態にはたくさんのメリットがあり、アフターコロナにおいても継続する予定です。例えば育児中の方なら、子供さんの預け先への送り迎えが楽になったり、通勤距離が長い方にとっては時間を有効に使えるようになったりと、多くの社員のワークライフバランスの実現につながっています。さらに各自の仕事が可視化され、生産性の向上にも寄与しています。もちろん先ほど言いました通り、業務にコミュニケーションは欠かせませんので、部門ごとに出社と在宅のバランスを見極めながら慎重に進めています。
またヤンマーは女性が働きやすい環境づくりにも積極的に取り組んでいます。メンターシップ制度では、個々の希望や悩みを綿密にヒアリングした上で、その人に合った先輩社員に相談したりアドバイスをもらえる機会を設けています。最近の例ですと、業務サポート職から総合職に転換する女性社員向けに研修を行ったのですが、その際に同じ経験をした先輩社員に講話を依頼しました。総合職に転換後に結婚・出産を経験し、様々なハードルをどのように乗り越えて今に至るのかを語ってもらいましたが、その後の質問会は活気に溢れていましたね。女性が働きやすい環境づくりは、もちろん女性だけで解決するものではありません。そのため男性社員への教育にも同様に力を入れています。男性の育休取得率も増加し続けています。

現在、海外売上比率は60%を超えています。そのためヤンマーでは、常にグローバルな視点が求められます。語学力だけでなく、自分が取り組んでいることが海外で通用するのか、世界にどんな影響を与えるのかを、絶えず意識することが非常に重要です。私は幸運にも計9年間の海外駐在でその感覚を身に着けることができました。勉強することも大切ですが、やはり経験に勝るものはないと思っています。海外に限らず、どんな仕事でも積極的に現場に足を運んで人と出会い、たくさんの経験を積んで自分のアイディアに生かしていく、そんな行動力と成長意欲を期待しています。
ヤンマーは自らキャリアを切り拓こうとする人へのサポートを決して惜しみません。常にグローバルな視点で発想できる人、自律的にアクションを起こせる人、周囲と積極的にコミュニケーションをとりチームワークを発揮できる人。そして、ヤンマーのミッションステートメント・パーパスに共感し、地球と人類の未来のために情熱を燃やせる人。ぜひヤンマーで世界を舞台に活躍し、自らの可能性をどこまでも追求してみてください。