海水電解装置の用途

  • 漁船の魚艙内、甲板、漁労機器等の減菌、洗浄
  • 水産加工場の床、壁面、機器類の減菌、洗浄
  • 鮮魚市場などの、床、壁面等設備の減菌、洗浄
  • 水槽、魚函、カッパ、長靴などの減菌、洗浄

海水電解の基本原理

海水(NaCl+H2O)に、チタン・プラチナなどの陽電極・陰電極に直流電流を流して電気分解を行うと、陽極に塩素・陰極に水酸化ナトリウムが発生し、水中で両者が反応して減菌効果の高い次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)が発生します。

取扱いがカンタン

  • 海水を直接電気分解して次亜塩素酸ナトリウムを生成するため、薬品注入方式のような次亜塩素酸ソーダなどの薬品が不要で、薬品管理のわずらわしさがありません。また、定電流制御で電気分解を行うため、安定した次亜塩素酸ナトリウムを供給します。
  • 連動モードにすると、海水ポンプと連動して海水電解装置が自動で運転/停止をするため、操作がカンタンです。

高い減菌効果

  • 電気分解方式は、海水中の極微量の塩分を使用するだけ。海水の成分を変えずに「減菌効果のある海水」がつくれます。
  • 海水を直接電気分解するため、紫外線殺菌方式のような海水の濁りによる減菌効果の低下がありません。
  • 塩素の残留効果が持続し、残留塩素濃度も簡単に測定できるため、減菌効果が現場で把握できます。

低コストで大量に、減菌海水が得られる

  • 無隔膜式のため大流量に対応できます。
  • 薬品注入方式や紫外線殺菌方式、オゾン殺菌方式とくらべて、維持管理費が安価ですみます。
  • 処理量20〜150トン/時まで、規模や用途に合わせて選べる豊富な機種をとりそろえています。