マイクロコージェネについて - 構造概要
ガスエンジン
最新の技術と信頼性に優れたミラーサイクル式ガスエンジン
エンジンの性能を語るとき、そのベースとなるのは正確なリズムと力強さ。特殊ピストンが、正確かつ力強いパワーを生み出します。
点火時期や吸気渦流のマッチングを最適にした希薄燃焼方式(5、25kW)及びストイキ燃焼方式+三元触媒(30、35kW)が、NOXの低減や低燃費を実現。
さらに、高効率運転を生み出すミラーサイクル式エンジンを採用。
コージェネ用ガスエンジンでは業界トップクラスのメンテナンスインターバルを達成しています。
“地球への優しさ”を兼ね備えた力強さ。
高機能ガスエンジンの開発は、分散型エネルギー社会を浸透させ、理想型社会の基礎となるでしょう。
発電機
コンパクトにして高性能、実績に基づいた進化論
都市生活の大部分を商用電力に依存している今、もはや分散型電源は不可欠な時代ともいえます。
一定の波長を一定のリズムで反復すること。それは、発電機の信頼性を高める技術の枠であり、基本性能でもあります。
すでに実績のある発電機を、さらに高性能に高めたCPシリーズは、発電機効率95%以上を実現。コンパクト化かつ最軽量化に成功しました。
発電機の進化は、分散化エネルギー時代への大きな前進となります。
CPシリーズの発電機…それは実績を基準とする進化の形です。
インバータ
インバータ搭載マイクロコージェネレーション
発電電力と商用電力を融合させること。
インバータ連系は、その調律を可能に導きます。
CPシリーズの先進性は、かつてなかったインバータ連系にあります。インバータに保護継電器を内蔵。
これにより、簡単に商用電力への系統連系が可能となり、イニシャルコストの低減とエンジニアリングの省力化が実現。インバータとしては業界トップクラスの変換効率。
これまで困難であった小型発電機の発電利用率100%が可能となりました。
発電機のもつ能力を最大限に発揮するインバータ連系仕様。
それはマイクロコージェネレーションの可能性を大きく拡げるでしょう。
熱交換器
大幅にコンパクト化された熱交換器の進化
マイクロコージェネレーションの神髄、それはエンジン排熱をエネルギーとして活用することにあります。
CPシリーズは、その核となる熱交換器にさえ、進化を見せました。
従来の多管式熱交換器と比べ、熱交換効率はそのままに、約1/5以下の超コンパクト設計となったブレージング熱交換器を採用。
従来型では必要であったゴム製ガスケット、締め付けボルトが不要となり、耐食性・耐熱性が格段に向上しました。
電力と共に力強さを求められる熱エネルギー。CPシリーズは、またひとつ新たな世界水準を生み出しました。
エネルギーモニタ
エネルギーのベストバランスを追求
エネルギーシステムのキーワードは「ハーモニー」。
エネルギー使用の状況に合わせて最適運転を指揮します。
CPシリーズは、運転状況を制御・監視できるシステムコントローラを装備。
CPシリーズでは大型液晶タッチパネル画面を採用しているため、
視認性・操作性に優れているだけでなく
「商用電力」、「発電電力」を、遠方で監視できるエネルギーモニタ機能を搭載。
また、カレンダー機能の充実により、ニーズに合わせた運転を可能にします。
エネルギーシステムを指揮する醍醐味。
あらゆる技術を自在に操る、CPシリーズの頭脳です。
システムコントローラ(LKC30D・LKC40D)
液晶リモートコントローラ・システムコントローラ使用区分
単機運転 | 複数台運転 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
CP5D2(Z) | CP25D2(Z) | CP35D2(Z) | CP5D2(Z) | CP25D2(Z) | CP35D2(Z) | |
システムコントローラ LKC30D・LKC40D |
○ | ○ | ○ | ○ (3台) |
○ (16台) |
○ (16台) |
- ※複数台グループの複数設置も可能です。
新型システムコントローラLKC30D、LKC40Dの新機能紹介
型式名 | LKC30D(新型) | LKC40D(新型) | |
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スケジュール機能 | 週間スケジュール | 4回発停/曜日毎 × 5パターンの設定が可能 各スケジュールで最大運転台数の設定が可能 ※5 | |
週間スケジュール | 1年間を8つの期間に分け、各期間ごとに週間スケジュール5パターンの中から1パターンを選択可能 | ||
外部機器との接続機能 | 外部監視装置(PC)等に運転データを取り込み、利用することが可能 ※1、※2(RS232C通信) | ① タブレット端末 ※4にLKC30Dと同じ画面を表示、操作することが可能。(LAN通信) | |
② 外部制御装置(PLC)※3と接続が可能 (LAN通信) |
- ※1外部接続機器からのLKC30Dの操作は、不可
- ※2LKC30DからPCに表示するアプリケーションソフトを客先で作成し、外部監視装置にインストールすることが必要です。
- ※3接続可能なPLCの制限があります。
- ※4iPad、iPhone、iPod touch,Android OSに対応、及びGoogle Playに対応したスマートフォン及びタブレット端末に対応(最大同時接続3台)Google Play又は、アップルストアより専用アプリケーションのダウンロードが必要です。(有償)
- ※5最大運転台数の設定はローテーション運転時(電主)のみ有効です。
外部機器との接続イメージ
- ※1外部監視装置と通信するシステムコントローラのプロトコルは弊社営業窓口にお問い合わせ下さい。 通信仕様の開示には秘密保持契約の締結が必要です。
- ※2システムコントローラ1台に対して1台のPLCが必要です。 事前もしくは試運転時にシステムコントローラのソフト書き換えが必要です。