GHPについて - 安全に関するご注意
ガスヒートポンプ冷暖房機の使用対象について
- このHPに掲載のガスヒートポンプ冷暖房機は、対人専用の冷暖房装置です。
食品・精密機械・美術品等の保存や動植物の飼育培養など、特殊な用途にはご使用しないで下さい。
品質低下等の原因になることがあります。 - OA機器・電子機器・食品・精密機械・美術品等の保存や動植物の飼育培養など、特殊な用途にはご使用しないでください。
品質低下等の原因になることがあります。 - 車輌、船舶の空調用等としては、ご使用しないで下さい。
振動や塩害などにより、水漏れ、油汚れ、漏電の原因になります。
ご使用に際して
ご使用の前には、製品に添付しています「取扱説明書・保証書」などをよくお読みのうえ正しくご使用下さい。
据付けに際して
- 据付け場所や工事等に関しては、販売店または専門業者にご依頼して下さい。
ご自分で据付け工事をされ不備があると、ガス漏れ、水漏れ、感電や火災等の原因になります。 - 使用燃料ガス種は、室外機の銘板記載の指定ガス種を必ずご使用下さい。
- 空気清浄機や加湿器などの別売品は、必ず当社指定の製品をご使用下さい。
- 防振架台は必ず当社指定防振架台をご使用ください。防振架台は当社GHP(ガスヒーポン)専用設計品で試験確認を行っています。他のものを使用された場合は、異常振動等の不具合が発生する恐れがありますのでご注意願います。
- 小部屋に据え付ける場合は、冷媒漏洩時の限界濃度を越えない対策が必要です。使用している冷媒は、それ自体は無毒・不燃性の安全な冷媒ですが、万一室内に冷媒が漏れた場合、その濃度が許容値を越えるような小部屋では、窒息の危険がありますので、許容値を越えない対策が必要です。
- 室外機・室内機は、それらの重量に耐えられる場所に設置して下さい。
- 電気工事は、電気工事士の資格のある方が「電気設備に関する技術基準」、「内線規定」及び施工説明書に従って、施工しなければなりません。定格電源、遮断器・開閉器の容量や電線仕様などを守り、接地線(アース)工事は必ず行って下さい。
- 塵埃等の多い条件下では、付着物等により性能が低下したり、故障や破損の原因になることがあります。条件にあった定期的な清掃や点検を励行して下さい。
- 室外機・室内機を移設再据付けする場合は、販売店または専門業者にご依頼して下さい。
ご使用場所について
- 室外機は、排気ガスが滞留しないよう大気に開放された屋外に据付けて下さい。また、排気ガスが、建物の給排気口や窓、連絡する配管や通気口等から流入すると、中毒等の原因になることがあります。
- 室外機の据付は、日本ガス機器検査協会発行『業務用ガス機器の設置基準及び実務指針』(第6版)第Ⅲ章6(3)に基づき行い、屋内へは設置しないでください。
- 室外機・室内機は、可燃性ガスの漏れ、発生、流入、滞留のある場所、揮発性引火物などの危険物を取り扱う場所やカーボン繊維が浮遊する場所には、据付けないで下さい。火災の原因になることがあります。
- 酸性またはアルカリ性(温泉地帯の硫化ガスの多い場所、燃焼器の排気を吸込む場所)など一般の雰囲気と異なる場所には、熱交換器などに腐食を起こす恐れがありますので、設置を避けて下さい。なお、海岸地帯の潮風が当たる場所では、直接に潮風が当たることを避けて、耐塩害仕様の室外機採用をおすすめします。
- 一般のエアコンでは、油の飛沫や雰囲気の立ちこめる場所では、油が熱交換器等に付着し、熱交換不良による霧の発生、合成樹脂部品の変形破損、熱交換器の腐食、断熱材のはく離などを引き起こす恐れがあります。
- 高周波やノイズの影響を充分に考慮して、設置場所の選定を行って下さい。特に、電子機器類などが設置される場所では、室内機を機器類から離れた場所に据え付ける方法をおすすめします。
- 天井が高い場所では、暖気が天井にこもりますので、天井扇やサーキュレータなどを併設して下さい。
- 緊急を要する病院手術への設置にはバックアップ用の空調機を併設願います。(空調点検時等一定時間停止します。)
- 定期点検、メンテナンス作業のために、機器本体周囲に規定のスペースを確保して下さい。高い場所への設置では、安全のために必ず防護用の手すりや柵を設けて下さい。
定期点検について
- ガスヒートポンプ冷暖房機は、定期点検が必要です。定期点検を行わないと機器に支障をきたしますので、販売店または専門業者と「定期点検契約」をされる必要があります。
- 本商品を長く安心してお使いいただくためには定期的な保守・点検が必要です。
各部品の点検・保全周期につきましては日本冷凍空調工業会発行のガイドラインを参考にして下さい。 - 室内機の内部洗浄には専門技術が必要ですので、販売店または専門業者にご依頼して下さい。
設計寿命について
- ガスヒートポンプ冷暖房機の設計寿命は、定期的なメンテナンスの実施と、設計時に想定した通常の使用方法の場合で設置後13年又は運転時間が3万時間となっております。設計寿命を超えてのご使用は、使用の仕方によっては重大事故につながる恐れがあります。設計寿命を超えてご使用になる場合は、最寄りの弊社支社、支店にご相談ください。
※設計寿命は保証値ではありません。機械寿命は使用環境、使用方法等により短くなる場合があります。
主に設計・施工に携わる方に、ヤンマーエネルギーシステム製品の技術情報をご提供します。
ヤンマーRESS(Remote Energy Support System)遠隔監視システムは電話回線を介してコージェネレーションを始めとするお客様の設備を24時間見守ります。
監視員を24時間365日配置し、お客様の機械の稼動状況を集中監視することで、見守りサービスを効率的に実現します。
また、自然災害などによる停電時に備え、非常用発電設備を設置しています。
ヤンマーのすべてのお客様に対し先進的な「予防保全」型サービスと「お客様の手を止めないサービス」の実現に取り組み、
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