YT5113A,C(フルクローラ) エコトラリンク
『エコトラリンク』とは・・・?
エコトラリンクとは、トラクター側のコントローラと作業機側のコントローラをダイレクトにつなげるシステム。トラクターと作業機との間で、双方向に様々な情報をやり取りすることで、操作性や作業性能などにおいて高度な制御が可能となります。
『エコトラリンク』のしくみ
エコトラリンクに欠かせない、CAN通信(Controller Area Network)搭載トラクター
CAN通信とは、機械の内部で電子回路や各装置を接続するためのネットワーク規格のことです。
CAN通信搭載のトラクターでは、各コントローラをCAN通信で接続し、情報交換することで、エンジン・メーター・トランスミッション・ヒッチなどが統合制御されています。エコトラリンクではCAN通信を作業機側のコントローラまで広げることで、作業機側との連携が可能になります。しかも設定は、作業機のAGポート対応カプラをトラクターに接続するだけで簡単です。
今までは…
複数のコントローラやモニター等が別々に制御していました。
CAN通信では…
コントローラ同士の情報を通信し、統合制御できます。
エコトラリンク = CAN通信(Controller Area Network)搭載トラクター×作業機
エコトラリンクは、このCAN通信で統合制御されたトラクター側のコントローラと、作業機側のコントローラを相互につなげるシステムです。
トラクター側からはエンジン回転数やPTO回転数、車速などの情報を作業機側へ、作業機側からは作業に適したエンジン回転数やPTO回転、車速などをトラクター側へ送ります。
- ※イラストはホイルトラクター
『エコトラリンク』作業別メリット
施肥作業(ブロードキャスタ)
施肥作業が高精度に!
- 作業速度に応じて、散布量をコントロールできるから、均一散布ができます。
- 車速の調整が不要なため、オペレータの負担を軽減できます。
- 散布量の自動制御で大規模ほ場でも高精度な作業を実現します。
- ※イラストはホイルトラクター
操作がシンプルに!
- トラクターの操作レバーでシャッター開閉や散布量の増減操作ができます。
- カラーモニターで、作業機の10a当たり設定散布量と、分当たり設定落下量が確認できます。
対応作業機がぞくぞく登場!
●ブロードキャスタ
防除作業(ブームスプレーヤ)
条件に合った高精度な薬剤散布が可能に!
- 農薬ドリフトに対応するために設定圧力を変えることができます。設定圧力を変えても、反当たり散布量は目標値になるように散布圧力を制御します(調圧操作)。
- 圧力を一定に保つため、噴霧液の霧の状態が変わらず、作物への農薬の付着具合が一定に保てます。もちろん、反当たり散布量が目標値になるように車速を制御します(調量操作)。
調圧操作
調量操作
- ※イラストはホイルトラクター
操作がシンプルに!
- トラクターの操作レバー・スイッチで、ブームスプレーヤのブーム開閉や散布ON/OFFなどが簡単に操作できます。
- カラーモニターで、設定や作業状態を確認できます。