作業性

やさしく、ムダなく、美しく脱こく

ローラーコンケーブ

回転するパイプが茎・排塵の透過を促すのでコンケーブへの稈のささりが少なくなり、汚粒の発生を抑制します。
さらにパイプが回転することで脱こく負荷が軽減され、作業能率が向上。損傷粒を低減できます。
また、強度が高く、作物の適応性も広がります。

軸流式スパイラルロングロータ

こぎ歯を螺旋（スパイラル）状に配列した、軸流式ロータを脱こく部に採用。作物をスムーズに搬送し、やさしく揉みながら丁寧に脱粒します。
大豆の割粒・裂皮や茎の損傷が少ないため、茎汁による汚粒も発生しにくくなっています。

2段風選と目抜き構造

プラットホーム、フィーダーハウス、コンベア樋などのこく粒移送部に、目抜き構造を採用。土や小埃を機体外に排出します。
さらに、2段風選機構、バケット、スラット方式の1・2番コンベアなども汚粒防止に威力を発揮します（大豆作業時）。

能率良く、すばやく収穫

1.38m/sの作業速度

作業速度は1.38m/s。1日の中でも短時間での作業が重要な大豆の収穫作業が能率良く行えます。
また、39PSの余裕のエンジン馬力で、走行速度・脱こく部の処理能力も十分に発揮できます。

稈の太い作物も刈取りできる

3インチ刈刃

3インチ刈刃を標準装備。適応作物を拡大できます。

汚粒の原因となる土の取り込みを防ぐ

機体水平制御・対地平行制御（UFO）

ほ場の起伏などを感知し、左右のクローラを上下させて水平を保つ「機体水平制御」。大豆など高さの異なるうねや傾斜地でも刈取部をうねに対して平行に保つ「対地平行制御」。
2つの自動コントロール機能をほ場に合わせて切替えることができるため（手動操作も可能）、土のすくい込みを防ぎ安定した収穫ができます。

凸凹ほ場でも急な姿勢変化がない

イコライザ機構

接地圧の偏りを防ぐので凸凹ほ場でも急な姿勢変化がなく、うねなどもスムーズに越えられます。

きれいな刈取りがラクラクと

高い刈取性能

稈長適応性の良い大径リール（外径1000mm）、かき込み性能に優れる外径460mmのプラットホームオーガで、高能率を実現。
しかも作付体系に合わせて選べる2つの刈幅（1535mm・2065mm）、切れ味の良い刈刃と耐久性に優れた駆動方式と相まって、高い刈取性能を発揮します。

高耐久な駆動部

収穫物の取込み性能がアップ　樹脂タイン

シンプルな形状と弾力性を持った樹脂タインを採用。かき込みがスムーズになり、脱粒ロスを抑えます。

枕刈り時の投げ込み作業も簡単　刈刃・リールクラッチ

レバーワンタッチで刈刃とリールが停止する刈刃・リールクラッチで、投げ込み作業時などの安心感が高まります。

土の噛み込みを抑える　自動刈高さ制御

『自動刈高さ制御』ONで、ほ場に起伏があってもマイコンが刈高さをコントロール。土の混入による汚粒の発生を抑え、スムーズできれいな刈取りを実現します。

低速から高速までキレイな刈取りを実現　刈取フィットシンクロ機構＋リール変速

刈取フィットシンクロ機構により、リール回転速度と刈取走行速度を同調。押し刈りや、タインによるロスを抑え、常に作物に最適な刈取り作業が行えます。さらに、リール回転速度は作業に合わせて2段切替えできます。

2.0mのワイドヘッダで能率アップ！

2.0mワイドヘッダ仕様（GQWE・GQWES仕様）

これまで条合わせが難しかったところも2.0mのワイドヘッダで、作業にゆとりが生まれます。
また、平畦・無中耕・無培土による省力化・倒伏軽減が期待できる「狭畦栽培」と、2.0mワイドヘッダを組み合わせれば、大幅に作業時間を短縮でき、作業能率が向上します。

2.0mワイドヘッダは狭畦栽培（条間40cm）で最大5条掛け、慣行栽培（条間60cm）でも最大3条掛けができます。

ベルトコンベア排出方式（E仕様）

穀物をベルトに載せて排出する方式のため、穀物同士の摩擦が少なく汚れや損傷を防ぎます。
また、コンベア受継ぎ部入口、排出口の2ヶ所に詰まり防止センサーを設置。万一の場合、穀物を守ります。

セットも収納もワンタッチ

排出コンベア自動収納

コンベアの排出時のセット、排出後の収納は、ボタンひとつの簡単操作。旋回・収納のロス時間が少なくなります。
また、従来機では排出コンベア左最外側にあった排出コンベア先端の操作部をコンベア最前面に変更。運転席から確認しやすく、操作もしやすくなりました。