土づくりのススメ - 土づくり作業のポイント
排水対策
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排水対策で健全な生育環境をつくる
明きょ、暗きょの施工は、豪雨対策や湿害防止に加え、微生物のバランス改善による病害抑制や土中への酸素供給など、土壌を健全な環境に整えるためにも大切な作業です。
土壌への効果
硬盤破砕で排水性を改善し、根域を拡大
サブソイラによる暗きょと硬盤破砕、溝掘機による四隅の明きょを組み合わせることにより、湿害の原因となる土壌中の余剰水を下層へ排出。湿害を防止し、根域を拡大します。
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好気性微生物を活性化させ病害を抑制
排水性の改善により、土壌中に空気を送り込み、根腐れを防ぐことができます。さらに、好気性菌が増えるので、病原性菌を抑制し、病害の発生も抑制することができます。
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適切な減水深を保ち、酸素不足を解消
水田においては、酸素不足が根の老化や根腐れの原因となります。適切な減水深を保つことで、水が入れ替わり土中に酸素を供給することができます。
![減水深は20~30mmが最適。1日の減水量が5mm前後なら透水性の見直しを!](/ltc/jp/agri/agri_plus/soil/knowhow/img/2823de4173/img_03_05.jpg)
排水対策作業機の選び方
豪雨への対策や転作畑などの排水対策には、明きょと本暗きょ、サブソイラによる簡易暗きょの組み合わせが効果的です。
サブソイラ
ナイフをけん引して硬盤を破砕し、心土破砕や弾丸暗きょが行えます。大型トラクターのけん引力で効率的な作業ができる非振動式と、中小型で排水性の高い弾丸暗きょができる振動式があります。
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プラソイラ
硬盤破砕と同時に部分的に下層土を地表に上げることができます。
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溝掘機
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プラウタイプ
けん引式で速いスピードで明きょがつくれます。
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オーガタイプ
掘った土を飛ばし、散らすのでほ場に山をつくりません。
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爪タイプ
低馬力のトラクターでもスピーディに明きょがつくれます。