やはり重量とサイズを変えずに機能を追加する、ということですね。特にViO20シリーズは、重量や寸法を変えてはいけないという制約があります。それは、トラックに積載できる重量や荷台の幅、長さなどに決まりがあるからなのですが、お客様自身から「このトラックで運びたい」といった要望があります。
私たちには機体を大きくできない分、重量を変えずにいかに機能を追加するかが求められています。中にはカタログを信用せずに自分たちのトラックに乗せることができるかどうか、実際にミニショベルのサイズを測っていかれるお客様もいるほどです。
最近では現場にあわせて必要な機械をレンタルで手配することが多くなっているのですが、このクラスは、まだまだ実際に購入されるユーザーが数多くおられ、小さい機械だからこそ求められる機能や性能に対する条件はよりシビアなものがあります。だからこそ、開発するときはユーザーファーストの視点を忘れないように心がけています。
商品の仕様を決めていくときも要望やアンケートだけではなく、実際にお客様を訪問する市場調査を重点的に行ってきました。