ヤンマーエネルギーシステム株式会社
ソリューション推進室
技術開発部 技術グループ
佐藤 和男
お客様は、FAMEの需要減少に加え、飼料用に添加していたSVO自体にダイオキシン混入の危険性がある欧州での事例を懸念し、新たな活用方法を模索されていました。SVO発電事業は長期の安定運用が課題でしたが、私たちは、まず別機種の中古発電設備で試験運用を繰り返し、さまざまな不具合を一つひとつ解決していきました。その姿勢がお客様の信頼につながり、大型発電設備の導入にいたったと考えます。
運用に際しては、低質油エンジンの識者を含むタスクチームの発足、遠隔監視を用いたデータ確認などヤンマーグループの強みを生かし、課題解決に貢献してきました。
SVO発電は、社会を持続させる取り組みであり、お客様のSVOを地産地消で活用したいという願いの実現が、当社の使命でもあると信じています。