2016年度のCSR・環境活動特集
ヤンマーグループは、ブランドステートメント“A SUSTAINABLE FUTURE―テクノロジーで、新しい豊かさへ。―”の制定とともに、「省エネルギーな暮らしを実現する社会」「安心して仕事・生活ができる社会」「食の恵みを安心して享受できる社会」「ワクワクできる心豊かな体験に満ちた社会」の4つの目指すべき理想の未来像を描き、その実現に向けてさまざまな取り組みを始めています。
新興国を中心とした人口の増加や経済活動の発展により、エネルギーや食料問題、地球環境への影響など、世界は多くの社会課題を抱えています。豊かな自然がいつまでも続き、人々がいつまでも豊かに暮らせる未来の社会に向け、私たちは当社の強みであるテクノロジーでその実現に挑戦していきます。
“最大の豊かさを、最少の資源で実現する。”をテクノロジーコンセプトに、エネルギーの有効活用や農業の効率化・省力化、資源循環型の先進的な農業支援、そして誰もがワクワクできる日常の提供など、ヤンマーにしか生み出せない新しい豊かさを世界中に提供していきます。
世界が抱える課題
人口問題
現在、世界の人口は急激に増加しています。国連などの試算では、このままのペースで増え続けていけば、2050年には90億人を超えると指摘されており、それによって、食料需給、エネルギー需給、環境問題などにおいてさまざまな影響が起こると予測されています。
エネルギー問題
世界の人口の57%が都市部に集中しており、今後もこの流れが加速すると考えられています。都市インフラ整備の需要増や経済活動の発展により、ガスや電力などのエネルギー需要が高まるなか、エネルギーを無駄なく効率的に利用することが求められています。
食料問題
人口の増加により、世界の食料需給バランスが崩れ、深刻な食料不足が起こると予測されています。国内では農家人口が年々減少するとともに、そのうちの約4割が65歳以上の高齢者で占められており、後継者不足等による離農が課題として指摘されています。
環境問題
近年、CO2増加に起因する気候変動の問題により、集中豪雨や高温などの異常気象が世界各地で頻発しており、天候不順等による農産物への影響が出始めています。また、企業の生産活動や製品に対する環境規制も強化され、省エネ・省CO2への貢献が求められています。
TECHNOLOGY CONCEPT最大の豊かさを、最少の資源で実現する。
最大・最適なエネルギーを、最少の環境負荷で。
- 多様なエネルギー源の有効活用
- クリーンエネルギーの提供
- 高効率×高性能の追求
最大の作業効果を、最少のマンパワーで。
- 人に代わって省力化×高能率化の実現
- 安全な作業の追求
最高に美味しく安全な食料を、最少のエネルギーで。
- 農業と水産業の先進化
- 収量増加×品質向上の実現
- 資源循環型の食料生産
最高のワクワクを、最先端のソリューションで。
- 高品質×効率的なサービスの提供
- 上質な時間・余暇の実現
最高の安心・快適を、最少の負荷で。
- 作業を止めない高稼働率の実現
- 作業ストレスからの解放