ZEB/ZEHってどういう意味?

更新日時:2023.03

ZEB/ZEHってどういう意味?

概要

ZEB(ゼブ)は「Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング)」と呼び、ZEH(ゼッチ)は「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」と呼びます。
どちらも、建築物における年間での一次エネルギー消費量を、建築物・設備の省エネ性能の向上、発電設備など創エネルギーの導入により、正味(ネット)でゼロ又は概ねゼロとなる建築物を目指す施策のことであり、ビル向けか住宅向けかという点が違いになります。

ただZEB(ビル)はZEH(一般家庭)と違い、多くの業種があり、実現が困難と想定されるため、下記の4段階に分類されています。

① ZEB:エネルギーの収支バランスが実質ゼロ
② Nearly ZEB:エネルギーの収支バランスが25%以下
③ ZEB Ready:省エネ設備を整えたビル
④ ZEB Oriented:ZEB Readyを見据えたビル

メリット・デメリット

ZEB/ZEHのメリットとしては下記点があります。

② 光熱費の削減

標準的なビルと比較して光熱費を大幅に削減する事ができ、電気料金の値上がりの影響を受けにくくなります。

③ レジリエンスの向上

災害の発生に伴う停電時も、太陽光・オフサイト発電・オンサイト発電などの創エネルギーに取り組んでいる場合、安心な生活・事業継続を行う事が出来ます。

④ 環境への貢献

省エネ・創エネの取り組みはそのまま地球汚染問題への貢献へと繋がります。
また、ZEB/ZEHを導入した住宅やビルは資産価値が高くなるメリットがあります。

ZEB/ZEHのデメリットとしては初期費用がかかります。
通常の建築物に比べ、機器性能の高い製品・断熱性の向上が求められる為、初期費用が高くなるケースがあります。ただし、ZEB/ZEHに取り組むと受ける補助金などもあり、且つメリットにも述べたように光熱費=ランニングコストを下げられる為、長期的にはお得になるケースもあります。

参考 ZEB補助金

ヤンマーの本社ビルでのZEBの取り組み

創業の地である大阪市北区茶屋町に本社ビルを構えるヤンマー。世界に誇る最新の環境技術を結集した「YANMAR FLYING-Y BUILDING」は、これ自体が未来の方向性を指し示すコンセプトモデルとも言える存在となっています。ビル内には、太陽熱集熱器・太陽光発電・ガスヒートポンプエアコン・ガスコージェネレーションシステムなどの多様なCO2削減技術を採用。CO2の積極的な利・活用を通して、CO2排出量ゼロの「ゼロ・CO2エミッション・ビル(ZEB)」の実現を目指しています。創業100年をこえ、次の100年を見据えた今、「自然と共生し、より豊かな暮らしを実現する」というヤンマーのミッションを、このビルを通じて体現していきます。

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