ブランド部のコーポレートブランド室というヤンマーのブランド全体を担う部署に所属しています。入社後は6年間、建機の設計に携わっていましたが、もともとブランドやデザイン、アートなどに興味があり、社内の「ヤンマーキャリアチャレンジ制度」に手を挙げて異動することが叶いました。
異動後は社内イベントの企画や、コーポレートムービー、メタバース空間の構築、社内広報誌などの制作を担当してきました。ブランドは社外に対する見え方ももちろん大切ですが、持続的なブランディング強化のためには社内ブランディングも欠かせません。技術者出身で事業体の内情を理解できていることは自分の強みの一つ。そんなバックグラウンドをブランドに生かしていければと考えています。
社内制度で技術職から転身
ヤンマーブランドを社内外に発信
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ブランド部コーポレートブランド室
工学府
機械知能工学専攻修了
2016年入社 -
稲積 洸人KOTO INAZUMI
現在の主な
仕事内容
ヤンマーで
働く魅力
ヤンマーは業界でも一流のクリエイターと協業しており、ブランドやデザインに対する感度が非常に高い会社だと思います。そのプロジェクトの一部に自分も携わることができているなんて、とても光栄なことだと感じますね。
私が所属しているチームは個性的で面白い方ばかりで、プライベートでもよく遊んでいます。ポジティブな空気があり、決して否定から入らずにまずは受け入れるという風潮があるので、伸び伸びと仕事ができます。尊敬するデザイナーの先輩からはクリエイティブな仕事をするなら「概念を超えろ」とアドバイスをいただき、いつも心に留めています。自分が携わった仕事が形になったときは達成感があります。HANASAKAブックという社内広報誌では自分が描いたイラストが採用され、それに対して好意的な反応や意見が寄せられたときは本当に嬉しかったですね。
大切に
している
想い
ブランドは概念的で目に見えないものですが、社内規定や、商標、著作権など注意すべき点がたくさんあり、その確認作業が大変です。ヤンマーの看板を背負っているので、ルールやリスクに対しては慎重に考えるよう気をつけています。一方で、保守的になりすぎないことも意識しています。当たり前を疑い、既存のルールを少しずつはみ出して新しい試みに挑戦し、反応を見極めながらクオリティを向上させる。このバランスが難しいのですが、自分自身が仕事を面白がることでなるべくクリエイティブな発想が生み出せるよう努めています。
機械メーカーなので、どうしても硬いイメージを持たれてしまいがちですが、ヤンマーの最大の魅力はやはり人の優しさやあたたかみだと思っています。そういう柔らかいイメージも、ブランドを通じて発信していきたいですね。
印象に
残っている
エピソード
異動してすぐの頃のことです。当時はまだヤンマー内でも今ほど「HANASAKA」という価値観が浸透していない時期だったのですが、上長から会社にまつわる様々な資料をどんと渡され、「HANASAKAとは何か、紐解いてみて」と言われました。試行錯誤しながら時間をかけて自分なりに分析し、レポートにまとめて提出すると、「ブランド部の仕事に向いてるね」と言っていただけて。心の中でガッツポーズをしましたね。うまくいかずに落ち込む日もありますが、一貫して好きな仕事ができているという実感があり、毎日が充実しています。
今後は、より多くの知識やスキルを身につけて、自分で判断できることや回せる仕事を増やしていきたいですね。そして、周りから「この人とだったら面白い仕事ができる」と信頼される人になりたいです。