現在、日本・欧州・北米をはじめ世界中でヤンマーの建設機械が使われており、私はその開発試験業務を担当しています。国や地域によって機械の使用方法や要求される機械の大きさ・性能は異なります。開発試験では、各国の規制対応、要求性能、機械操作性、安全性、機械強度などについて様々な試験を行っています。各試験結果が基盤となって、ヤンマーブランド・ヤンマー品質が築かれ、お客様の信頼を獲得しています。培ってきたヤンマーブランドを継承しつつ、開発前調査において、その時々のお客様の課題や他社と差別化するためのポイントなど抽出し、常にお客様目線に立って、よりよい機械を開発し続けることが自分の使命だと感じています。
国ごとに異なるニーズに向き合う
建設機械の開発試験
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建機事業 開発部
工学部 物質科学工学科卒
2017年入社 -
三好 和之輔KAZUNOSUKE MIYOSHI
現在の
主な
仕事内容
ヤンマーで
働く魅力
若手からどんどんと責任ある仕事を任せてもらえることです。私がヤンマー建機の開発部に配属された入社1年目で最初に担当したのは、市場で求められている商品の調査・先行試験を行うプロジェクトでした。ヤンマーの製品を市場・現場でお客様に満足・喜ばれるモノにするために、非常に重要な仕事です。この業務を行う中で、これまでにない評価試験が必要となりました。そこで、チームで一から構想を練り、市場でお客様から得た情報をフィードバックして先行試験を行い、最終的に開発評価試験へと落としこみました。私自身が行った調査・フィードバックなどにより、開発フローの一部である評価試験を確立することができ、大きなやりがいを感じました。
大切に
している
想い
私が仕事をする上で大切にしていることは次の2つです。1.“もし自分ならどうするか”を常に考える。2.疑問に思ったことはその日のうちに納得できるまで確認する。理由は、自分の知らないことをできる限りたくさん見つけ、早く理解・習得したほうが、その後の仕事や発想の幅が広がるからです。特に疑問点の確認は、上司、先輩や同僚とのコミュニケーションが深まり、問題の明確化や新しい観点の発見にもつながって、仕事が円滑に進むことが多くなります。「意思表示をしないとなかなか人には理解されないので、自分の意思はしっかりと発信していかなければならない」。これは、仕事を通じて学び取った、自分にとっての人生訓でもあります。
印象に
残っている
エピソード
配属されて1年が経ったころ、開発試験のためにドイツに1ヶ月間出張の機会がありました。初めての海外出張だったため英語にも不慣れでしたが、一生懸命会話する姿勢をとることで現地スタッフと英語で意志の疎通を図り、共に試験の準備から実施までをこなすことができ、設計目標となる情報やデータの収集をやり遂げることができました。日本国内では販売されていない自他社機械の長所や短所を五感で感じることができ、また、移動中に建設機械が日本とは違った使われ方をされているのを目の当たりするなど、多くの知見も増やすことができました。現地スタッフと観光したり、現地で知り合った人とテニスを通じて仲良くなったりしたのも楽しい思い出です。