• Interview 02 設計開発(電気) 次の時代に向けての大きな挑戦を目指す中でエンジニアとして活躍していける

もう一段高く成長しようとしている企業姿勢に魅力を感じて

前職で携わっていた半導体は部品でしたので、転職の際は最終製品に近いものに携わりたいという気持ちがありました。ヤンマーは機械系メーカーですが、エンジン、農業機械、発電機など電装品も増えている。電気系の経験を活かせる仕事はあると思いました。同時にエネルギー関連分野で商品開発をしたいという思いもありましたね。
さらにひかれたのはヤンマーの風土。企業CMや転職サイトなどから、自由闊達、和気あいあいといったイメージが伝わってきて、この会社で働いてみたいと思うようになったのです。また当時プレミアムブランド戦略を発信していましたが、100年企業であるヤンマーが多岐に渡る研究開発に取り組むことで、もう一段高く成長しようとしている。その大きなチャレンジのなかで自分も何かできるのではないかと思ったのも入社の理由ですね。

ヤンマーのものづくりに
電気・電子は欠かせない

現在、電気制御基板の設計・評価試験を担当しています。試験の内容や国際規格も異なるので、覚えなければいけないことも多いですが、入社当初から、いろいろなことをやってみたいという思いは強かったので、むしろやりがいに感じています。またエネルギーや食糧に関わる製品に携われているので、社会の役に立っている実感もあり、誇りにも思っています。
電気系エンジニアは社内ではまだまだ充足していないため、活躍のチャンスが多くあります。どの分野のエンジニアにも裁量を与えているのがヤンマーの良いところですが、電気系エンジニアは特に任される幅も広く、自由度が高いのが特徴です。中途入社の電気系エンジニアは電機メーカー、自動車メーカー、ソフトウェア開発会社など、いろいろな業界から入社しています。設計や試験など、自分で手を動かして、どんどん進めていくタイプが多いですね。発電機を設置する場所に行って、試運転を行うこともあります。技術が好きな人であれば、没頭できる環境ですよ。
前職では自分のつくっているものがどのように役立っているのか実感しにくかったり、コスト面での競争に終始することが多かったりしたのですが、いまは性能や機能、お客様にどのように喜んでもらえるかなどを考えながら取り組めるのも大きな変化であり、喜びです。

「自分がこの仕事を任されている」
という実感がある

入社して一番良かったと思うのは、自分のやりたいことをどんどん言える環境があるということ。指示されて動くことが少なく、「やらされた感」よりも、自分の裁量で進めていくことが多くなりました。その結果、得られたのは「自分がこの仕事を任されている」という実感です。それに入社前は対象となるものが半導体に限定されていて、いわば閉じた世界のことしか知らなかったなと思っています。エンジニアとして、まだまだ見えていない部分がありました。いまはお客様が何を求めているのかを知る、広い視点も持たなければいけないということを、今まで以上に感じています。
滋賀の中央研究所は研究開発の設備が整った、エンジニアにとって働きやすい施設です。滋賀は意外に便利で、京都や大阪からのアクセスも良いです。のどかな風景が残っている一方、大型商業施設やアウトレットモールも近く、家族で住むにも便利で過ごしやすい地域だと思っていますので、これから入社する方はぜひ滋賀の生活も楽しんで欲しいですね。
これからヤンマーを目指す電気系エンジニアのみなさんに伝えたいのは、ヤンマーは次の時代に向けて、大きな挑戦をしようとしているということ。この時期、電気系エンジニアが活躍するフィールドは必ずあります。ぜひ一緒に盛り上げていきたいですね。

プロフィール

研究開発ユニット 中央研究所 エレクトロニクス開発センター

岡本 賢治 KENJI OKAMOTO

前職:大手電機メーカーのエンジニア 2014年8月入社

大手電機メーカーの半導体部門でアナログ回路を中心としたICの設計・開発を担当。半導体業界の不況に伴い転職を考えるようになり、ヤンマーへ入社。半導体業界での経験を活かし、電装ハードウェアグループで高い経験値を持った電気系エンジニアとして存在感を放つ。中央研究所のある滋賀での生活も楽しんでいる。

中央研究所エレクトロニクス開発センター

エレクトロニクス開発センターはヤンマーグループ商品すべての電子制御を担い、世界中のお客様の期待を超える商品の提供に貢献しています。ヤンマーの次の100年を支える競争力の源泉として、電子制御、情報技術により中心的な役割を果たします。

  • 所属・内容等は取材当時のものです。

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