ニュースリリース

セーリング470級オリンピック日本代表強化選手への支援開始について

2014年07月08日
ヤンマー株式会社

このたびヤンマー株式会社(本社大阪市:社長 山岡健人、以下ヤンマー)は、プレミアムブランド戦略の柱の一つであるスポーツコミュニケーションを通じたブランディング活動を推し進めるため、セーリング競技470級でオリンピック出場を目指す、『TEAM ICHINO』への支援を開始いたします。

『TEAM ICHINO』は、オリンピック強化選手に指定されている市野直毅選手と外薗潤平選手の2名で編成されるセーリングチームです。現在、国内はもちろん、海外で行われるレースを中心に精力的に参戦し、2016年リオデジャネイロオリンピックの日本代表選出を目指しています。

更に、2020年東京オリンピックでの金メダル獲得を目標に掲げ、世界の強豪がひしめく国際レースの舞台へその活動の中心を広げようとしています。

セーリングは風や波など自然の力を利用しておこなうエコスポーツです。
地球環境との調和を目指し、環境対応技術の高度化を追求し続けるヤンマーは、世界的に有名なレジェンドセーラー・ピーター・ギルモア氏が率いた「Yanmar Racing」(2008年〜2012年)や第33回、34回AMERICA’S CUPの覇者「Oracle Team USA」(2013年〜)へのスポンサーシップを通じて、セーリングスポーツのサポートを続けてきました。

この度、セーリング界の次代を担う若い世代の夢と挑戦に共感し、共に世界を、そして次のプレミアムフィールドを目指すべく、『TEAM ICHINO』への支援を決定いたしました。

『TEAM ICHINO』としての初戦は、7月9日(現地時間)からギリシャで開催されるヨーロッパ選手権です。
皆様と、オリンピックの大舞台で活躍する『TEAM ICHINO』を応援する日が迎えられるよう、『TEAM ICHINO』へのご声援をよろしくお願い致します。

1.『セーリング470級クラス』について

全長470cmの「ディンギー」という二人乗りの小型ヨットで行われる競技。
舵取りを担当する「スキッパー」とヨットの傾き調整を担当する「クルー」により、海面に設置されたブイを回りゴールする順位を競います。数あるヨット競技の中でも、欧米人に比べ小柄な体格の日本人に最も適した種目といわれています。
過去には、アトランタオリンピックで重由美子、木下アリーシア組が銀メダル、アテネオリンピックで関一人、轟賢二郎組が銅メダルを取るなど、日本のセーリングで最も期待されており、強化されているクラスです。

2.『TEAM ICHINO』について:市野選手、外薗選手のコメント

私たち『TEAM ICHINO』は昨年12月にチームを結成しました。互いに学生時代は世界を目指して取り組んでいました。

市野直毅は高校、大学時代に数々の日本タイトルを取ってきました。また、世界的セーラー、ピーター・ギルモア氏に小学生の時に憧れを抱いていました。帽子にサインをしてもらい大事に使っていたのを思い出します。

外薗潤平は大学時代に日本タイトルを取り、大学世界選手権では銅メダルを獲得しました。ヨットと海をこよなく愛するセーラーです。高校からヨットの魅力に取り付かれ、そこから人よりも速く走る事に目覚め世界でも勝てるセーラーになることを目指しています。

環境などにより、ともに一度は諦めかけそうになった世界への夢。しかし、私たちの選択には挑戦しかありませんでした。昨年、12月に開催された日本代表選考会に挑戦を決めて走りだしました。結果は日本代表を勝ち取り、世界に挑戦していく切符を掴むことができました。
私たちはまだ世界に足を踏み入れたばかりですが、最終的に2020年の東京オリンピックで金メダルを獲得できるチームに成長していきます。そして、私たちはセーリングの魅力を日本中に広げて、多くの方々に感動を与えることができるセーラーになっていきます。

また、ヤンマー株式会社は世界最高峰のAmericas Cupのサポートをしており、その舞台にいくのは私たちの幼い時の大きな夢でもあります。そのような偉大な会社にパートナーを結んで頂ける事は、これ以上ない幸せであり、大きなチャンスだと確信しています。
可能性を信じて、世界に挑戦をしていきます。そして、日本にセーリングの文化を築いていけるようなチームになる事は私たちの大きな喜びであり、使命だと考えています。なぜなら、セーリングには一言では伝える事ができない、いくつもの、可能性、魅力を秘めているからです。

<注記>
ニュースリリースに記載されている内容は、記者発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。

本件に関するお問合せ先

ヤンマー株式会社 人事総務法務ユニット 総務部広報グループ
TEL:06-6376-6212 FAX:06-6372-2455 E-MAIL:koho@yanmar.co.jp

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