ニュースリリース

2011年3月期連結決算概要及び次期連結業績見通し

2011年06月14日
ヤンマー株式会社

1.2011年3月期の連結業績

 当連結会計年度の世界経済は、金融危機に伴う悪化が一段落し、新興国に牽引される形で緩やかな回復に向かいました。米国、欧州においては、雇用環境の改善が遅れているものの、景気は総じて回復基調にあります。わが国においては、輸出の持ち直しが見られ、プラス成長率を維持しているものの、為替相場が1ドル80円台前半から半ばでの円高傾向や緩やかなデフレ、原油価格の高騰、東日本大震災の影響などにより厳しい状況が続いております。
 今後の経済情勢につきましては、アジア新興国の景気拡大を中心に全体的な回復が見込まれておりますが、欧米先進国の景気下振れリスク、また原油価格の上昇などによる急速な景気の冷え込みリスクがあります。なお、弊社におきましては、東日本大震災による復興支援需要が予測されるものの、製造部品の安定供給への懸念、為替相場の変動といった懸念材料もあり、今後も予断を許さない状況であります。
 このような状況下におきまして、当連結会計年度の業績につきましては、売上高は前連結会計年度(4,488億円)に比べ11.2%増の4,991億円となりました。また、売上高の増加の影響等により営業利益は、前連結会計年度(74億円)に比べ157.8%増の192億円、経常利益につきましても、前連結会計年度(32億円)に比べ423.6%増の172億円となりました。これらの結果、当連結会計年度は、前連結会計年度(48億円)の当期純損失に比べ117億円増加し68億円の当期純利益となりました。

2.2012年3月期連結業績見通し

 2012年3月期の売上高については、当連結会計年度と比べ49億円増の5,040億円を見込んでおります。損益については、営業利益は、当連結会計年度と比べ6億円増の199億円、経常利益につきましては当連結会計年度と比べ5億円増の178億円を見込んでおります。また、当期純利益につきましては、97億円となる見通しです。

3.東日本大震災の影響について

 3月11日に発生しました東日本大震災によりグループ傘下会社の拠点が多数被災し、不幸にも社員数名が尊い命を失うこととなりました。まだ予断を許さない状況ではありますが、現地では厳しい環境下での復旧活動を進めております。この場をお借りして、あたたかいご支援、ご協力を頂いている皆様に深く御礼申し上げます。

本件に関するお問合せ先

ヤンマー株式会社 総務部・広報グループ
TEL:06-6376-6212 FAX:06-6372-2455 E-MAIL:koho@yanmar.co.jp

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