ニュースリリース

2010年3月期決算概要及び次期見通し

2010年06月02日
ヤンマー株式会社

1.2010年3月期の連結業績

当連結会計年度の世界経済は、先進各国の財政・中央銀行当局による緊急危機対策と欧米における在庫調整をはじめとするバランスシートの調整により、緩やかな回復が見られました。しかしながら、国際的な金融システム不安に端を発した信用収縮により、消費低迷、生産量の減少、雇用情勢の悪化を引き起こし、依然として実体経済の回復には至りませんでした。わが国においては円高とデフレが重荷となり、平成21年11月27日に1ドル=84.82円と14年4ヶ月ぶりの水準まで上昇するなど輸出型企業にとって厳しい状況となりました。また、平成21年8月の消費者物価指数は前年比マイナス2.4%と過去最大の下落率を記録するなど急速な需要の減衰、デフレが進み、今後も予断を許さない状況であります。
今後の経済情勢につきましては、海外経済の改善と各国の経済対策を背景に、景気は持ち直していくと見られます。しかしながら、世界経済の回復のペースが緩やかなものにとどまるとみられ、さらに国内の需要刺激策の効果が減衰する可能性も高く、当面は非常に厳しい状況が続くと想定しております。
このような状況下におきまして、当連結会計年度の業績につきましては、売上高は前連結会計年度(5,482億円)に比べ18.1%減の4,488億円となりました。また、売上高の減少及び、円高の影響等により営業利益は、前連結会計年度(176億円)に比べ57.7%減の74億円、経常利益につきましても、前連結会計年度(118億円)に比べ72.2%減の32億円となりました。これらの結果、当期は前連結会計年度(16億円)の当期純利益に比べ65億円減少し48億円の当期純損失となりました。

1.2011年3月期連結業績見通し

次期の売上高については、当連結会計年度と比べ166億円増の4,655億円を見込んでおります。損益については、営業利益は、当連結会計年度と比べ80 億円増の155億円、経常利益につきましては当連結会計年度と比べ92億円増の125億円を見込んでおります。また、当期純利益につきましては、57億円となる見通しです。

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