舶用エンジン - お知らせ

二段過給舶用主機関が「平成30年度省エネ機器・システム表彰」において「日本機械工業連合会会長賞」を受賞

2019年01月29日
ヤンマー株式会社

ヤンマー株式会社(本社:大阪市、社長:山岡健人)は、二段過給舶用中速ディーゼル主機関「6EY26W」が、「平成30年度優秀省エネ機器・システム表彰(主催:一般社団法人日本機械工業連合会)」において「日本機械工業連合会会長賞」を受賞しました。

「優秀省エネ機器・システム表彰」とは、省エネ性能の優れた機器・システムを開発・実用化し、エネルギーの効率的利用に貢献した企業・団体を表彰する制度で、1980年の開始以来、今年で39年目を迎えます。

船舶に使用されるディーゼル機関においては、窒素酸化物(NOx)をはじめとした排ガス中の環境負荷物質の低減に加え、ランニングコストの最小化や温室効果ガスの排出量の低減などの観点から、低燃費化が重要視されています。
今回受賞した二段過給舶用中速ディーゼル主機関「6EY26W」は、過給機2台と空気冷却器2台を直列に配置した二段過給方式を採用することにより、排ガス中のNOx排出量低減と、航行時の実用出力帯において、従来機関比約3.8~5.8%の燃料消費率低減を実現したという点が高く評価されました。

今後も当社は、環境負荷低減に取り組み、環境性能に優れたクリーンな船舶用エンジンの開発を進め、お客様のニーズに応える最適なソリューションを提供してまいります。

二段過給舶用中速ディーゼル主機関「6EY26W」 主要目

< 二段過給舶用中速ディーゼル主機関「6EY26W」>
機種 6EY26W
機関定格出力 [kW] 1471~1920
シリンダー数 6
シリンダー径×行程 [mm] 260×385
定格回転数 [min-1] 750
使用燃料 船舶用重油、
船舶用低質重油
  • 船舶用低質重油: 動粘度が180mm2/sの船舶用低質重油に限定。

<ヤンマーについて>

1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功しました。以来、産業用ディーゼルエンジンを事業の柱とし、さまざまな市場へ商品・サービス・ノウハウを融合したト ータルソリューションを提供する総合産業機械メーカーです。小型エンジン、大型エンジン、農業機械・農業施設、建設機械、エネルギーシステム、マリン、工作機械・コンポーネントの 7 事業を有し、グローバルにビジネスを展開しています。
「わたしたちは自然と共生し、生命の根幹を担う食料生産とエネルギー変換の分野でお客様の課題を解決し、未来につながる社会とより豊かな暮らしを実現します」をミッションステートメントに掲げ、世界の「都市」「大地」「海」の事業フィールドで、資源循環型社会"A SUSTAINABLE FUTURE"実現への貢献を目指しています。

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【本件に関するお問合せ先】

ヤンマーホールディングス株式会社
ブランド部コミュニケーション部 広報担当
E-mail: koho@yanmar.com

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