電気を使用する際は、使用する電気設備の容量に応じた受電設備が必要になります。
元々電気設備の使用が少ない学校には、受電設備容量が小さい為、消費電力の大きいEHPの導入は、大幅な受電設備の増設が必要な場合があります。
しかし、消費電力の小さいGHPは、受電設備容量の増設の負担が小さく、場合によって受電設備を増設することなく空調機の導入が可能です。
学校空調にGHPが最適な理由
理由1 ランニングコストの軽減
学校特有の運転状況にGHPがマッチ!
学校では空調機の運転時間が圧倒的に短い!
学校には、夏休みや冬休み等の長期休暇があり、毎日の運転時間も短いので、他の建物に比べて圧倒的に運転時間が短いという特徴があります。
空調機導入の際は、ここを理解しておく必要があります。
建物別運転時間目安
建物用途 | 1日の運転時間 | 年間運転日数 | 年間運転時間 |
---|---|---|---|
事務所ビル | 10~15 | 240~300 | 2,400~4,500 |
店舗 | 12~20 | 300~365 | 3,600~7,300 |
病院/老健施設 | 20~24 | 300~365 | 6,000~8,760 |
学校 | 7~9 | 100~140 | 700~1,260 |
EHPを導入すると運転時間に関係無く高額な基本料金がかかります!
電気料金の内訳は、運転時間に応じてかかる従量料金と、運転時間に関係無くかかる基本料金の2つがあります。
基本料金は、契約電力(設備の消費電力)で決まってくるので、空調機の運転時間が短い学校に、消費電力の大きいEHPを導入すると電気料金が割高となります!
EHP月別空調料金:60馬力(12教室相当分)のイメージ
消費電力1/10のGHPは使った分だけのお支払い!
エアコンの消費エネルギーの90%はコンプレッサの駆動源に使われています。
GHPのコンプレッサの駆動源は、ガスエンジンの為、消費電力を1/10にカットします。その為、高額な電気の基本料金を1/10にカットできます。GHPは電気の代わりにガスを使用しますが、基本料金がほとんどないので、使った分だけをお支払いだから運転時間の短い学校には最適です!
理由2 災害時の避難所で大活躍
停電時に「空調+発電」が可能なタイプをご用意
避難施設として使用されることもある学校は、万が一を想定した対策が必要となります。
停電時に「空調+発電」ができるタイプを体育館等へ設置することにより避難所としての機能を発揮します。
停電時でも発電をしながら空調が可能!更に携帯の充電や照明の電源の確保が可能です。(1.1kVA)