サービス・サポート
オイル交換のすすめ
エンジンオイルの重要性
役割
エンジンオイルはオイルパンに蓄えられており、オイルポンプによりオイルギャラリーという通路を通じて、メインメタル及び弁腕他各部に送られ各部がスムーズに動くように循環します。そして磨耗防止、過熱防止、ガス漏れ防止、汚れ防止、腐食防止の5つの働きでエンジン性能を十分に発揮させます。
交換しなかったら?
エンジンオイルを交換せずに長く使用し続けると、エンジン内部の燃えカスなどの不純物が隙間にたまり、オイルが正常に循環しなくなります。
そのため、金属の接触部分が焼付き磨耗などにより傷がつく原因になります。
オイルフィルタは洗浄作用により発生した「スス」や「鉄粉」などを捕集しますので、使用時間と共に目詰まりします。フィルタが目詰まりすると、フィルタを通らない別経路で汚れたオイルを循環させるために、エンジンの故障を招くことになります。
給油位置
DH-2(規格)エンジンオイルについて
弊社のDPF付コモンレールエンジンが搭載された製品には、DH-2エンジンオイルが使用されています。
DPFとは、ディーゼルパティキュレートフィルタの略で、排気ガスに含まれる有害物質を酸化触媒にて分解して、スートフィルターにて捕集し、大気に排出されないようにする装置のことです。
ディーゼルエンジンオイル
記号 | 説明 |
---|---|
DH-1 | エンジン洗浄性、摩耗防止性を満たしたクラス |
DH-2 | DH-1の性能に加えて、DPFのつまりの原因となる燃焼残渣物(灰分)と触媒性能を損なう恐れのある成分を低減 |
DH-1をDPF付コモンレールエンジンに使用したら?
オイルには様々な添加剤が含まれており、オイルが燃えても灰として残る成分があります。この灰がDPFに詰まると、DPFの洗浄が必要になります。灰の発生を抑えるDH-2を使用してください。