乗用管理機HVシリーズ 作業性
大規模ほ場での、長時間にわたる精度の高い管理作業、その要求に応えます
トラブル・レスへの配慮
ブーム自動上下機構
<HV231(C)A>
ハンドルを切るだけで外側のブームが自動で上昇。旋回時に「あぜ」などの障害物と接触するトラブルを回避するための自動機構です。旋回後は自動で下降します。
- ブーム自動上下スイッチがONの状態でハンドルを切ると、外側のブームが自動で上がり始めます。
ほ場より高いあぜや道路、フェンスがある場合での旋回時に効果的です。 - 外側のブームが上がった状態で直進します。
- ハンドルを切り始めると、外側のブームが自動で下降し始めます。
- ハンドルを直進に戻し、ブームが元の位置に戻ったら、復路作業を開始します。
ラジエータクリーナ
<HV231(C)A>
エンジン始動時にスポンジブラシが左右に往復動作して、ラジエータネットに付着した稲花粉などを強制的に掻き落とすため、安定した連続作業が可能です(エンジン始動時に1分間作動)。
また、エンジン始動のたびにラジエータネットをクリーニングするので、メンテナンスの負担も軽減します。
高精度・高能率な散布を実現
揺れを抑えて高精度作業を実現する高性能ブーム制振装置
<HV231(C)A>
ほ場の凹凸で機体が傾いても、ブームの水平制御を自動で行います。
さらにZ仕様は、機体上下方向の衝撃を吸収する衝撃吸収装置(アキュムレータ)を搭載することで、より高い制振効果を発揮します。
HST(油圧無段変速機構)による、きめ細かな作業速度設定
<HV231(C)A>
変速ショックの無い無段変速機構により、作業に適した速度コントロールが容易に行えます。しかも、車速連動で薬液の流量を制御しているので、長時間作業での負担を軽減するとともに、散布精度を保ちます。
2方向コック
<HV231(C)A,GV仕様>
<HV171,DHP2WML/DHP5WB4ML>
作業用途に合わせて、ノズルの付替えが不要な2方向切替コックを装備。
また、液晶メータパネルにノズル設定が登録されているので、設定を選択するだけで自動制御により、的確な散布が行えます。
- ※写真はHV231A
16.5mのロングブームで高能率散布
<HV231(C)A,GV仕様>
16.5mのスライドブームに加え、毎分100L吐出の大型ポンプにより、高能率な散布を行うことができます。
長時間作業の負担を少なく
低回転でも粘りを発揮する、水冷3気筒ディーゼルエンジン
湿田の防除や大豆のカルチ作業などの重作業に威力を発揮する水冷3気筒ディーゼルエンジンを搭載。
さらに、21Lの大容量燃料タンクを装備しているので、給油回数の少ない効率的な作業が行えます。
600Lの防除タンクと、毎分100L吐出大型ポンプ
<HV231(C)A>
600L(最大650L)の防除タンクを採用しています。30aのほ場を薬液補給をすることなく2枚分を作業することができます。※1
また、吐出量100L/分の高能率な大型ポンプにより、作業の高速化と、長時間でも安定した連続作業を実現します。
- ※1:HV231(C)Aで、1反当たり100Lの散布条件
作物・栽培様式に合わせて選べるラインアップ
ハイクリアランス
<HV231(C)A,タイヤトレッド“5”仕様>
ワイドトレッド
<HV231(C)A,H仕様>
高うね・大きな作物も安心してまたげるハイクリアランス。また、うね幅や条数に合わせてワイドにトレッド調節が行える仕様もあります。
- ※写真はHV231A,SHP5WB4ZGV
仕様別の最低地上高とトレッド幅
型式 | 仕様 | 最低地上高(mm) | トレッド(mm) |
---|---|---|---|
HV171 | DH2NW | 550 (N:低床仕様) |
1160〜1320 (5段階) |
DH3W | 650 | 1320〜1540 (6段階) |
|
DHP5WB4 | 720 | 1470 | |
DHP2WML | 700 | 1200 | |
DHP5WB4ML | 720 | 1470 | |
HV231A | SH2W | 650 | 1200~1420 (6段階) |
SH2WGV | |||
SHP2WB4GV | 720 | 1200 | |
SHP5WB4 | 810 | 1510 | |
SHP5TWB4GV | |||
SHP5WB4GV | |||
SHP5WB4ZGV | |||
HV231CA | SHP5WB4 | ||
SHP5WB4GV | |||
SHP5TWB4GV | |||
SHP5WB4ZGV | |||
SHP2WB4ZGV | 720 | 1200 |