農業 - お知らせ

「自動運転農機SMART PILOTシリーズの開発」が農業食料工学会で見事大賞を受賞!

2019年10月09日
ヤンマーアグリジャパン株式会社

ヤンマーアグリの自動運転農機「SMART PILOTシリーズ」の開発が、農業食料工学会の「2019年度開発特別賞」に選ばれました。

農業食料工学会開発特別賞及び開発賞は、農業機械関係の研究者およびメディア関係者により、農業食料工学に関する技術の進歩に最も貢献したと認められる製品及び製品に搭載された技術が審査・選出されるものです。
今年、ヤンマーアグリは「自動運転農機SMART PILOTシリーズの開発」というテーマで申請し、応募全5テーマの中から、一昨年の「密苗+感度アシストによる田植作業の革新的省力・低コスト化技術」の開発特別賞受賞に続き、本年も見事大賞である『開発特別賞』を受賞しました。

9月3日、農業食料工学会会員集会(於:北海道大学)にて同賞の表彰式が行われ、農業食料工学会 近藤会長(京都大学教授)より表彰状と記念の盾が授与されました。

今回の受賞は、『超省力化と高精度化が可能な一貫体系を目指した自動運転農機をシリーズ化したことや、農林水産省が制定した「農業機械の自動走行に関する安全性確保ガイドライン」で設定された自動化レベル2の無人走行が可能な将来のバージョンアップにも対応していること、また、共通部品を多用することや、後付けFOPキット化することで投資を抑え、コスト面でも操作面でもユーザーに優しい自動運転農機シリーズを開発したこと』が選考過程で評価されたものです。

  • 農業機械の自動走行に関する安全性確保ガイドライン
    農林水産省が、圃場内や圃場周辺からの監視下で農業機械を無人で自動走行させる技術の実用化を見据えて、メーカーや関係者の役割や遵守すべき事項などをまとめ平成29年3月に制定しました。
    ガイドライン内では、農業機械の安全性確保の自動化レベルについて以下の通り設定されています。
    レベル0:操作の全てを使用者が手動で実施
    レベル1:使用者が搭乗した状態での自動走行
    レベル2:圃場内や圃場周辺からの監視下での無人状態での自動走行
    レベル3:遠隔監視下での無人状態での自動走行

なお、12月6日に埼玉県大宮市 革新工学センターにて開催される「テクノフェスタ」にて、受賞講演が行われる予定です。

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