農業 - ニュースリリース

会員制体験型農園「ヤンマー遊悠ファームとよの」のオープンについて

2012年05月24日
ヤンマー株式会社

ヤンマー株式会社は、都市近郊にお住まいの方に、里山での農業体験を満喫していただける直営の会員制体験型農園「ヤンマー遊悠ファームとよの」を大阪府豊能町にこのたびオープンしました。

オープン初年度は、自然あふれる豊能町の魅力や豊かな里山の環境を知っていただくため、体験イベントとして、お米や野菜の植え付け・収穫体験や、地元の伝統野菜づくりなど地域の特色を活かしたさまざまなイベントを随時計画・実施していく予定です。

「ヤンマー遊悠ファームとよの」の展開を通して、当社は都会の家族に「農という新たな楽しみ」、都市近郊農村へ「農の未来」を提供することにより“21世紀の農”をデザインしてまいります。

1.会員制体験型農園「ヤンマー遊悠ファームとよの」概要:

  1. 開設場所:大阪府豊能郡豊能町山地区
  2. 農地面積:約60a
  3. 主な取り組み内容:
    • 都市住民の農業体験フィールドの提供
    • 農業機械 操作講習会の開催
    • 地域と連携した、都市と農村の交流活動の場 提供 など

2.取り組みの背景と狙い:

農業者の高齢化や担い手不足が進む中、農地面積は全国的に漸減傾向にあり、遊休化する農地が今後増加していくことが心配されています。このような状況の打開と、国内農業活性化のお手伝いをするべく、当社が豊能町高山地区で遊休化の恐れのある農地を借り、農業生産および都市住民の農業体験をご提供する“モデル農場”として開設するのが「ヤンマー遊悠ファームとよの」です。

当社と大阪府、豊能町、一般財団法人 大阪府みどり公社が連携し、農業の多様な担い手の育成や農空間の保全・活用、地域活性化の推進に関係者が一体となって取り組んでまいります。

3.将来的な展開について:

本年3月に創業100周年を迎えたヤンマーは、『食づくりのイノベーション』を長期的テーマに掲げています。「ヤンマー遊悠ファームとよの」では以下の内容に順次取り組んでまいります。

  1. 会員制体験型農園の運営ビジネスモデルの確立
  2. 直営モデル農場でのコンテンツ開発と事業採算性の検証
  3. ヤンマーの販売ネットワークを活用した全国展開の可能性検証
  4. 準農家(新規就農者・異業種からの就農者)育成のための研修コース導入の検討

4.「ヤンマー遊悠ファームとよの」オープン記念イベントについて:

  1. 日時:2012年5月27日(日)10:00-
  2. イベント内容:稲の苗を“手植え”で田植えしました。
    今後、田んぼの生き物観察会や、夏野菜の収穫体験など楽しいイベントをたくさん予定しています。

【手植えでの田植えイベントのようす】

手植えでの田植えイベントのようす

<ご参考用資料>

※準農家制度について

多様な担い手の育成・確保や農空間の保全・活用をめざし、農業者以外の人も、円滑に農業に参入するための仕組みとして、大阪府が独自で設置したのが、「準農家制度」です。一定水準の農業技術や農産物の販売意欲のある参入希望者を、多様な都市農業の担い手のひとりと位置づけ、小規模な農地(概ね3〜20a程度)を借りて円滑に参入できるよう積極的に支援・育成していく制度です。

  • 大阪府は、『大阪府都市農業の推進と農空間の保全と活用に関する条例』を制定するとともに、『おおさか農政アクションプラン』を策定し各種施策を推進されています。
    <活気と魅力に満ちた『農のある暮らし』実現に向けた重点的施策(概要)>
    強い大阪農業への転換を目指し、経営感覚に優れた企業や意欲のある者の円滑な農業 参入を促進
    多様な農への参画により、遊休農地の利用促進など農空間の保全・活用を推進
    大阪産(もん)のブランドの確立、農産物直売所を核とした販売農家や地域の元気力の向上等により、生産振興・地産地消の推進
  • 豊能町は、住民と協働で、農業や豊かな自然などの地域資源を活かした活力あるまちづくりを推進されています。
    <『人とみどりが輝くまち とよの』実現に向けた主要施策(概要)>
    遊休農地の再生、維持保全活動の推進
    都市住民の農作業体験の場の提供
    地産地消の推進
    「高山コミュニティセンター(右近の郷)」の活用による地域の活性化
  • 一般財団法人 大阪府みどり公社は、大阪府域をカバーする府内唯一の農地保有合理化法人として農業の振興と都市農村交流事業を推進されています。
    <主要施策(概要)>
    農地の売買や貸借による遊休農地の解消
    農業の担い手となる就農者や企業参入の支援

以上

<注記>
ニュースリリースに記載されている内容は、記者発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。

本件に関するお問合せ先

ヤンマー株式会社 総務部・広報グループ
TEL:06-6376-6212 FAX:06-6372-2455 E-MAIL:koho@yanmar.co.jp

ヤンマー遊悠ファームとよのに関するお問合せ先

ヤンマー株式会社 農機事業本部ソリューション推進部
TEL:06-6376-6032 E-MAIL:yuyu-farm@yanmar.co.jp

過去のニュース一覧