遠隔監視とは専用のシステムを使って航行中の船に積んだエンジンの性能診断を行い、インターネットでデータを取得して、陸上から技術的な支援を行うサービスです。ヤンマーは業界に先駆け、約10年前から船舶の遠隔監視に取り組んできた実績があります。現在は高度船舶安全管理システムとSHIPS SUPPORTERの2つのサービスを提供しています。高度船舶安全管理システムは内航船を対象として提供しています。お客様の船に積んだ専用の機器類で自動的にデータを収集するシステムです。SHIPS SUPPORTERは、外航船向けのサービスです。専用のアプリケーションを船のパソコンにインストールしてもらい、お客様自身がデータを打ち込んで送信し、それを弊社の担当者が診断します。この他、音響診断など新しい診断システムや新規サービスの研究開発にも取り組んでいます。
私が担当しているのは高度船舶安全管理システムです。自動的に送られてきた解析データで不具合が見つかった場合に緊急対応することと、月次レポートの提供や不具合を未然に防ぐための提案をすることが主な仕事です。