密苗

密苗で、低コスト&省力化。

密苗を坪50~60株で移植すれば、苗箱数を5~8箱/10aに減らせます

育苗箱当たりの乾籾播種量が通常100~150g(催芽籾: 125~187g)のところ、250~300g(催芽籾:312~375g)と高密度で播種。さらに、播種した育苗箱をヤンマー独自の技術で慣行法と同じように3~5本ずつ精密にかき取り、これまでの田植えと同様に正確に移植する技術です。

密苗なら育苗箱数が最大1/3 省力化 低コスト 管理方法はこれまでとほぼ同様

「密苗」栽培技術による田植作業の革新的省力・低コスト化の実現が、民間研究開発功績者として、農林水産大臣賞を受賞、また農業食科工学会の開発特別賞を受賞。

平成30年度農林水産大臣賞 受賞
農業食科工学会 平成29年度開発特別賞
農林水産省 最新農業ぎ実2016

収量・品質は、慣行稚苗栽培とほぼ同等。

実証試験データ(新稲作研究会委託試験成績)

たくさん播いて、小さくかき取るヤンマーの独自技術

高密度に播種し、少量ずつかき取り移植。植付け爪やレール取り口の幅が狭く、育苗箱から小面積をより精密にかき取り、浮き苗・欠株の少ない正確な植付けができます。

  • 密苗植付け時は横送り回数30回に設定。

幅狭爪・プッシュロッド

慣行と比べて爪幅が狭い

小面積レール取り口・幅狭ロングガイド

慣行と比べて取り口とロングガイドの幅が狭い

植付爪の違いによる植付けイメージ図

慣行爪の植付爪幅13.5mmに比べて密苗爪は10mm。しっかりとした根付が可能

植付爪の違いによる穴比較(慣行VS密苗)

穴が大きい慣行に比べ、密苗は爪幅が狭く、穴が小さい。確実な植え付けが可能

ヤンマーの密苗・慣行植付比較(3反)

これまで通りの慣行栽培にも対応。

横送り回数や縦かき取り量を調節するだけで、慣行育苗での移植栽培もできます。

  • 慣行は育苗箱当たり乾籾播種量120g以上。
  • コシヒカリの場合。
  • 苗やほ場の条件によります。
密苗と慣行苗のかき取り面積

ヤンマーの密苗仕様田植機