ヤンマーグループでは、「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」を掲げ、
自社だけに限らず、お客様の脱炭素化実現に向け、再生可能エネルギーや
水素などの環境に配慮したソリューションの開発を進めています。
GHPやマイクロコージェネレーションシステムを製造する
ヤンマーエネルギーシステム製造株式会社敷地内の岡山試験センターに、
水素発電システムや蓄電池などのグリーンエネルギー機器の耐久試験や
技術開発およびそれらを組み合わせた最適運用の実証試験を行う本施設を設置しています。
今後、既存の商品に加え、開発を進めるグリーンエネルギー機器を最適に組み合わせ、
カーボンニュートラルパッケージとしてお客さまのニーズに合った
ソリューション提案を目指します。さらに自社工場でもグリーンエネルギー機器を
活用し、工場全体のカーボンニュートラル化を目指していきます。
本施設は、下記の3つの目的を実現するため、水素発電システムを中心としたグリーンエネルギー機器を設置し、研究開発を進めています。脱炭素の取り組みを検討中のお客さま向けには、
ヤンマーエネルギーシステム株式会社の開発の現状への
理解を深めていただく見学コース※も準備しています。
※見学は当社営業を通じた事前申し込みが必要です
01 実証
お客さまのカーボンニュートラル化への取り組みを迅速にサポートできるよう、
カーボンニュートラル関連の開発・実証試験を行うこと。
02 認知
カーボンニュートラル化への取り組みを行っていることを改めて知って頂くこと。
03 対話
お客さまのカーボンニュートラル化への考えや課題を伺い、
対話を通してともにその課題を解決していくきっかけの場とすること。
施設で消費するエネルギーを「減らす」「創る」「管理する」グリーン化の検証施設。
見て、聞いて、感じて、エネルギーの課題や今後の方向性をイメージできます。


平日の工場
晴れ/午前
太陽光発電で工場の電気の大半を賄うことができ、購入電力はごくわずか。
平日の工場
晴れ/昼
電力需要は下がるが、太陽光発電は発電するため、余剰電力は蓄電池へ。
平日の工場
晴れ/午後
太陽光発電の電力供給が下がるため、蓄電池に貯めた電力を活用。
休日の工場
電力需要は少ないが、太陽光発電は発電するため、余剰電力を活用し、水素製造装置で水素に変えて貯めておく。
雨の日の工場
太陽光発電の電力が少なくなるため、休日に貯めた水素を活用し、水素発電システムを稼働。
天候やエネルギー需給状況に応じ、
「創る」「貯める」「管理する」の
サイクルを効率的に運用することで、
稼働量に沿った最適な
省エネ環境を実現します。
水素燃料電池発電システム
発電時CO2排出ゼロで、高発電効率を実現する水素燃料電池を搭載。燃料電池の特徴を生かした低騒音。省スペースのオールインワン発電システムです。
水素混焼コージェネ(開発中)
実績のある都市ガス仕様のマイクロコージェネレーションシステム「CP35D2」をベースに、都市ガスに水素燃料を混合した運転を可能にした熱電併給システムです。都市ガス仕様と同様に複数台連結により、必要な電力量に合わせたシステム提案も可能となります。
水素エンジンコージェネ
需要に合わせた出力制御が可能で、水素運転による熱電供給で大型の案件にも対応します。ヤンマーの高いメンテナンス技術で、導入後のアフターサービスまで一貫して対応します。水素100%専焼用と都市ガス・水素混焼用の2台を設置しています。
水素製造装置
水素製造装置では、再エネからグリーン水素を製造し、余剰電力の有効活用を実現します。太陽光発電や開発中のエネルギーストレージシステム(蓄電池)を組み合わせることで、グリーン電力の供給、デマンドに合わせた余剰電力の充放電など効率的な再エネ運用が可能です。
エネルギーマネジメントシステム(Y-EMS)
ヤンマー製品だけでなく、天候やエネルギー需給状況に応じてさまざまなエネルギー機器を制御し、最適な機器運用を支援します。
所在地
〒704-8122 岡山県岡山市東区西大寺新地383-2
ヤンマーエネルギーシステム製造(株)
※見学には、当社営業を通じた事前申し込みが必要です
※法人のお客様のみ受け付けております