2018.03.28
今年も出展!ジャパンインターナショナルボートショー2018レポート
2018年3月8日~11日、横浜で開催された「ジャパンインターナショナルボートショー2018」に、今年もヤンマー舶用システム株式会社が出展しました。今年で57回目を数える国内最大級の国際ボートショーは、期間中5万人以上の来場者が訪れ、大盛況のうちに幕を閉じました。
フィッシングファンから定評のある「EX38」および「FX24EZ」に加え、フィッシングクルーザーEXシリーズのニューモデル「EX34」を初出展しました。さらに、ブース内の「未来技術ゾーン」では、将来の可能性を示すコンセプト技術である「サスペンションボート」や「ディーゼルハイブリットシステム」を参考出展しました。
↑EX38。「釣り機能」と「居住性能」の両立をコンセプトとしたフィッシングクルーザーシリーズのフラッグシップモデルである「EX38」に、GPSや魚群探知機など充実した航海計器類を装備した、特別艤装艇です。
↑EX34。「次世代フィッシングクルーザー」を開発コンセプトに、ヤンマーの最新技術を随所に織り込んだニューモデルです。新型のハル構造や新素材の採用、高出力・低燃費の新型電子制御ディーゼルエンジン「6LY440J」を搭載し、乗り心地と快適な走りを追求したフィッシングクルーザーです。
↑FX24EZ。機能的なラインと面構成を採用することにより走航性能・釣り機能・快適性を高い次元で実現したファミリーユース向けフィッシングボートである「FX24EZ」に、スパンカーやロッドホルダーなどの充実した釣り装備に加え、快適な居住空間を実現する装備を追加して、特別艤装艇として展示しました。
↑サスペンションボート。ヤンマーがオーストラリア「Nauti-Craft Pty Ltd社」のマリンサスペンション技術を採用して製造した近未来型のコンセプトボートです。この技術は、4WDオフロード車のサスペンション技術を応用し開発されました。油圧サスペンションをパッシブ(受動)制御することで、波エネルギーと対立することなく波のエネルギーを吸収し、究極の乗り心地を生み出します。
↑ディーゼルハイブリッドシステム。排ガス削減による環境対応と航行時の燃料使用量削減による省エネ対応を実現するディーゼルエンジンとモーターで駆動するハイブリッド推進システムです。このシステムは、低速領域はモーターで走行し、中速領域ではエンジンまたはエンジンとモーターで走行します。また、加速時に使うブーストアシストモードを使うと、エンジン回転にモーター出力をプラスして、よりパワフルな加速を実現します。
さらに、「X39 EXPRESS CRUISER」が、「日本ボート・オブ・ザ・イヤー2017(主催:日本ボート・オブ・ザ・イヤー実行委員会)」の特別賞を受賞しました。
この度の受賞にあたっては、コンセプトモデルに留まらず、日本国内においてラグジュアリースポーツボートを建造できる新たな可能性を示したことが高く評価されました。
ヤンマーホールディングス株式会社取締役 奥山清行のコメント
「日本ボート・オブ・ザ・イヤー2017特別賞を受賞できたことは、たいへん光栄なことと感謝申し上げます。ヤンマーはこれまでディーゼルエンジンをコアとして、日本のそして世界の船舶事業に携わってまいりました。その経験とテクノロジーを結集した『X39 EXPRESS CRUISER』がこのように評価されたことは、ヤンマーにとってもマリン業界にとっても重要な意義があると認識しております。インボードディーゼルエンジンとスタンドライブの技術によってパワーボートのようなアグレッシブなエクステリアと居住性を両立した新たなジャンルを提案することができました。これからも今までにない体験を、この『X39 EXPRESS CRUISER』と共に、海を愛するお客さまにお届けして参ります。」
<イベントデータ>
イベント:ジャパンインターナショナルボートショー2018
主催:一般社団法人 日本マリン事業協会
会期:2018年3月8日(木)~3月11日(日)
会場:パシフィコ横浜