エネルギーと食の未来を映すオフィスビル ヤンマー本社を徹底レポート
ヤンマーのエネルギー変換と食料生産へのミッションをテクノロジーとデザインの力で体現した本社ビル・YANMAR FLYING-Y BUILDING。その中を設備からオフィス環境まで、余すところなく紹介します。
2017.07.12
2017年6月27日(火)、ヤンマー本社ビル「YANMAR FLYING-Y BUILDING」にて、大阪市立中津小学校4年生の課外授業として、NPO法人梅田ミツバチプロジェクトによる「ミツバチ勉強会」が開催されました。
ヤンマーは、2011年から始まった都市養蜂活動「梅田ミツバチプロジェクト」の支援を行っています。同プロジェクトの養蜂場は、YANMAR FLYING-Y BUILDINGの12階。Premium Marché OSAKA中央の庭園に巣箱を設置しています。
生徒たちはガラス越しに、普段はなかなか見られないミツバチの様子を一生懸命観察していました。スタッフが見えやすい角度に巣板を回して女王バチを見せると、「見えた!」と歓声も。
勉強会では、ミツバチの生態や養蜂の仕組みについて講義がありました。ミツバチは私たちが食べる野菜や果物が実るために重要な役割を果たしており、知らないうちにミツバチの恵みを受けています。ミツバチを身近に感じることで、子どもたちも関心を示していました。
講義をご担当いただいたNPO法人梅田ミツバチプロジェクト代表、小丸和弘さんにお話を伺いました。
――小学生向けにこのような勉強会を始められたのはなぜでしょうか?
ハチミツに限らずですが、特に都会の子供はスーパーマーケットなどで、食品の最終形しか目にしません。「どんな過程を経て食べ物が出来上がるのか?」を知り、食べ物のありがたさや尊さを感じてもらうのがミツバチ勉強会の目的です。同時に未来に残したい環境のこと、命の大切さなども感じてもらえればと思っています。
――梅田ミツバチプロジェクトには3つの目標があるそうですね。
はい、まず「笑顔を増やすこと」。ハチミツを媒介として、個々が疎遠になりがちな都会のコミュニティにつながりが生まれ、さまざまなコラボやハレーションが起き、笑顔が増えると良いなと考えています。
次に「緑や花の多い町にすること」。都会の中にほんの少し自然のサイクルを加えることで、それぞれが思う気持ちの良い住環境を考えるキッカケになればと思います。
最後に「美味しいハチミツを食べてもらうこと」。消費の多くは都会で行われます。住まいの近く、しかも街中で生産されたハチミツが実は安心安全で、しかもとても美味しいという究極の地産地消を体験してもらいたいと思います。
――今後の目標をお教えてください。
ミツバチがみんなの普段の生活に溶け込んでいる景色が見たいです。特別なものだけが関わるのではなく、家庭菜園の延長みたいに多くの方々がミツバチと関わっている、心豊かな都会であってほしいと願います。
勉強会の最後には事前に収穫していたはちみつを試食し、お土産にレモン味と梅味のはちみつキャンディーが配られました。子どもたちには早速、とてもいい笑顔が生まれていました。「大阪市北区でミツバチを育てられることにびっくりしました」と女の子の感想にも、プロジェクトが目指している姿が見えてきます。
勉強会を通して、子どもたちは食の大切さ、生き物の大切さ、緑や花を増やすことの大切さを感じ取ってくれたようです。Premium Marché OSAKAにお越しの際は、ぜひミツバチにもご注目ください。
ヤンマーのエネルギー変換と食料生産へのミッションをテクノロジーとデザインの力で体現した本社ビル・YANMAR FLYING-Y BUILDING。その中を設備からオフィス環境まで、余すところなく紹介します。
ヤンマー本社ビルの最上階にある社員食堂が週末限定でオープンします。 創業以来、食づくりに深く携わってきたヤンマーが生産者の想いが詰まった新鮮な食材を一汁三菜プレートとして提供します。 こだわりの美味しいご飯をゆったりとお楽しみください。