SOLUTION 04 / No Downtime ダウンタイムゼロ化

機械 × ICTの力で
産業の
「困った」を
未然に回避・解決

リモートサポートセンター
産業における膨大な情報を見える化し、人の経験や勘に頼っていた部分をリアルタイムのデータ収集でサポート。作業効率化・トラブル回避・ダウンタイム軽減に寄与し、余暇を創出することはもちろん安心して過ごせる毎日へと導きます。

ISSUE

“持続可能”な産業活動を目指して

農業・漁業・建設業など、人々の生活の基盤となるインフラ整備や、生きていくために欠かせない分野を支えるさまざまな産業。これらの産業はわたしたちの暮らしに必要不可欠なものでありながらも、従事する人々の経験や記憶・勘に頼る部分が多く、経営としてのリスクや作業自体の危険が大きいものとなっていました。こうした課題をクリアすべく、ヤンマーは最先端の情報通信テクノロジーに関するサービスを、業界に先駆けて1984年からスタートさせました。働く人々が楽に、安心して作業でき、ビジネスとして進化できる仕組みづくりを目標に、ハードとソフトを掛け合わせてICTデータを「見える化」する取り組みを実施。より高い収益を、より低い環境負荷で実現する”持続可能”な産業活動を目指しています。

SOLUTION

ICT技術を活用しデータを集約
産業を合理的かつ効率的に導く

ヤンマーはICTの先駆として、1984年にエネルギー事業で離島の発電機の監視を開始、その後それぞれの事業領域でICTサービスの展開を進めてきました。農業・建設機械や船舶にはGPS、通信端末が搭載され、稼働状況を見える化。また、長い航海で故障が許されない舶用エンジンでは、定期診断により事故を未然に防止しています。これらのデータは「リモートサポートセンター」に集約され、先進的な「予防保全」型サービスと「お客様の手を止めないサービス」の実現、さらには蓄積したデータを活かした経営改善サポートに取り組んでいます。

INTERVIEW & FUTURE余暇の確保や中長期的な展望をサポートし
豊かな未来を創造していくために

現場の方々からは「家にいてもデータが見られるのでいい、操作も簡単。」「機械の異常ですぐに電話がかかってきたのに驚いた。これまでは自分で電話して現地に来てもらい確認・修理だったが、機械のダウンタイムがぐっと短くなった」となどの喜びの声が届いています。また、データを残すことで予測や対策も立てやすくなるため、中長期的な経営計画への寄与も期待されています。このように、ダウンタイムの軽減や作業の効率化、作業後の日報管理時間の短縮化などによって、“余暇が増える”ことはもちろん、“新たな事業展開について取り組んだり、次の世代を見据えた活動”に時間を充てることが可能になります。また、過去のデータを効果的に用いて経営全体のリスクを小さくすることは、働く人々が“安心して過ごす毎日”にもつながります。大地・海・都市とすべてのフィールドを見守り、1人でも多くの働く人を支え、地球全体を豊かな未来へと導いていきます。