JLPGAステップ・アップ・ツアー
ハナサカレディース
ヤンマーゴルフトーナメント2023優勝者インタビュー
女子プロゴルファー 北村響の原動力
ゴルフから離れて感じた「あ、ゴルフしたいな」
やり直したと思った過去と多くの応援に支えられる現在
北村響
プロフィール)
1995年4月27日生まれ。滋賀県出身。2014年にプロテストに合格し、その直後に開催された「ごうぎんDuoカード・レディーストーナメント」でプロデビュー戦でのステップ・アップ・ツアー初優勝。その後一時期調子を崩したものの、2023年の「ハナサカレディース ヤンマーゴルフトーナメント」で9年ぶりのステップ・アップ・ツアー優勝を果たした。
― ハナサカレディース優勝の感想を教えてください。
9年振りの優勝だったので、すごく嬉しいのとホッとしています。
― ハナサカレディースにはどのような意気込みで参加されましたか。
地元開催だったので、力が入っていたのもありました。でもやっぱりたくさんの方々に応援来ていただくことも分かっていたので、自分のゴルフに集中しようと思っていました。
― 大会を振り返っていただけますか。
難しかったのは、初日を終えて2日目が中止になるかどうか分からなかったことですね。雨がそんなに得意でないので。中止になればなと思う反面、気を緩めないようにしていたのが一番しんどかったです。
でも私、風は得意で。今回最終的に風が吹くのは分かっていたし、知っているコースで風の向きやどれくらい冷えるかとかも分かっていたので、地元だったのは救いでした。
先週の大会から言っていたのですが、この大会に向けて調整していて、その兆しが見えてきてました。良い調子を維持したまま今回迎えることができたのは良かったです。
私自身コンディションが難しければ難しいほど、大たたきする選手ではないと思ってます。今回は難しいコースコンディションの中で耐えるゴルフが貫けたのと、コースチェックをした上でプレーしたのが良い結果に繋がってます。
― 北村プロがプロゴルファーとして挑戦を続ける原動力は何ですか。
まずは、たくさんの方々に応援していただいてることですね。
それと、一度ゴルフを辞めたい時がありました。5年くらい前にケガもあって2か月くらい休んだんです。
イップスや練習のし過ぎもあって1か月ぐらいは、クラブも振れない状態になっていたんですが、そんな状態になった時に「あ、ゴルフしたいな」って思って。それがきっかけでもう一度ゴルフを一からやり直したいなって思いました。
今後レギュラーツアーでシード獲って活躍したいのはあるんですけど、まずはしっかり結果出してもっとたくさんの方々に私のことを知っていただきたい気持ちもあります。
30歳になっても40歳になってもプロとして続けていけるような選手になるのが私の目標で、体力トレーニングにしっかり励んで、藤田さいきプロのように活躍されてる姿を見て長く続けられる選手になりたいです。
― 今後の意気込みを教えてください。
今後もまだステップアップツアーに挑戦しますし、また良い成績をあげたいと思っています。そして、今季1勝で終わらずに2勝、3勝と続けていけるようにして。ステップアップツアー賞金ランキング2位以内に入ることが目標です。その後来年のレギュラーツアーに参戦できるようにしていきたいです。