ヤンマーエネルギーシステムは、国内非常用発電機市場のリーディングカンパニーとして、1984年より業界に先駆けて非常用発電機の遠隔監視システム「RESS」を展開してきました。さらなる顧客の管理工数低減や維持コストの削減、安定した機器の管理・運用を目指し、このほど新たな遠隔監視サービスを開発し、2021年度の事業展開※に向けて実証運用を実施しました。
実証運用は、2020年10月に稼働を開始したヤンマーシナジースクエア(兵庫県尼崎市)内に、新遠隔監視ユニットを搭載した非常用発電機を設置し、当社とビル管理者の双方でデータの確認を行いました。運転データや燃料センサーなどから収集した情報を遠隔監視ユニットで自動的に「リモートサポートセンター(RSC)」に集約し、劣化予測診断や残油量通知が行えるか検証しました。
このシステムにより、顧客は点検作業の効率化に加え、現場にいなくても管理・運転などの対応が可能となることから、ニューノーマルな働き方への対応も期待されます。今後は、燃料デリバリーサービスやビッグデータを活用した新しい価値の提供も行っていきます。
- ※2021年9月以降に受注するすべての非常用発電機「AutoPackシリーズ」にこの新遠隔監視ユニットを搭載し、遠隔サポート運用のサービス拡大を図ります。遠隔サポートのサービスには別途契約費用がかかります。