ヤンマー(株)
常務取締役 人事総務法務ユニット
ユニット長
小林 直樹
これまでの働き方の課題として、たとえば、どんなに優れたアイデアや事例があっても、海外を含めたグループ全社での迅速な情報共有が難しい側面がありました。これは、日本国内と海外現地法人とではシステム環境が異なり、グループ内の情報検索ができなかったためです。また、外出先や他のオフィスから必要な情報にアクセスすることができないため、仕事がやりにくく、その結果、社内会議などが多くなるということもありました。
そこで、目指す改革イメージとして、「どこでもワーク」「コ・ワーク(co-work)」「ナレッジワーク(knowledge work)」の3つをコンセプトに、「ノウハウの結合」「智恵の結集」を実現していきます。
一つ目の「どこでもワーク」の実践は、各自の業務の効率化はもちろん、迅速な意思決定にもつながります。二つ目の「コ・ワーク(co-work)」の実践は、組織・地域を横断した協働を通じ、衆知を集めることによって、個人や単一部署では難しい仕事やより付加価値の高い仕事の達成が期待できます。三つ目の「ナレッジワーク(knowledge work)」は、全社員の知識や情報を共有し有効に活用することで、短時間でより革新的なアイデアを創出することができます。
私たちは、この3つの働き方を“波紋”のように展開することで、グループの総合力を高め、お客様の期待を超えたソリューションにつなげていきます。