インドネシア国内でエンジン生産・販売
従業員数:548人
生産能力:7万台/年
- 2015年には累計生産100万台に到達する見込み
- 2011年、ヤンマーP.T. YAMINDOの農業機械販売・サービス事業を統合
P.T. YKT GEAR INDONESIA
歯車に加え、HSTの生産も開始
従業員数:178人
生産能力:歯車200万個/年
HST5万台/年
- 歯車の専用工場だったが、2014年1月からYID敷地内でHSTの生産を開始
- HSTは2014年12月に新工場を建設し、2015年3月から生産開始予定
PT. YANMAR INDONESIA
ヤンマーグループ初の海外鋳造部品生産拠点
従業員数:186人
生産能力:3万2千トン/年
- 2014年9月から量産を開始
- 人員は2013年度100名体制から2014年度には200名体制に
P.T. YANMAR AGRICULTURAL MACHINERY MANUFACTURING INDONESIA
インドネシア向け耕うん機・車軸管理機 生産工場
従業員数:533人
生産能力:耕うん機1万6千台/年
- 2015年に新工場増設を計画
- 車軸管理機QT30を日本へ輸出
YANMAR S.P.CO.,LTD.
東南アジア向けトラクター・耕うん機の生産工場
従業員数:695人
生産能力:トラクター1万5千台/年 横水エンジン5万台/年
- 2011年2月からトラクターの現地生産を開始
- 2012年7月からトラクターの主要部品であるトランスミッションの現地生産も開始
洋馬発動機(山東)有限公司
立形水冷ディーゼルエンジンの生産ラインが稼働
従業員数:270人
生産能力:横水エンジン5万台/年 立水エンジン3万台/年
- 2013年10月から量産を開始
- 2014年度中に生産能力を6万台に増強
- 将来的には中国需要の拡大に対して9万台までの生産対応を計画
洋馬農機(中国)有限公司
中国・東南アジア向けトラクター・コンバイン・田植機生産工場
従業員数:821人
生産能力:コンバイン6千台/年 乗用田植機9千台/年
- 2014年11月には工場増築工事が完了
- 2015年にはコンバイン生産能力増強を計画
- ※従業員数(非正規を含む)は、2014年9月末現在の数値です。
グループのさらなる成長に向け「世界最適地生産」を加速させていく
アジアの農業市場における生産事業の機械化と大規模化の流れを受け、ヤンマーグループでは、現地のニーズや使い方にマッチした製品を現地でつくる「世界最適地生産」に取り組んでいます。
現在、生産工場のある中国、インドネシア、タイの3拠点に加えて、新たな生産拠点の設立や生産体制の再編を進めており、ヤンマーグループのさらなる成長に向け「世界最適地生産」を加速させていきます。
PT. YANMAR INDONESIA
海外生産拠点で初めてとなる鋳造部品工場を新設
ヤンマーインドネシアでは、小形ディーゼルエンジンの主要部材であるシリンダーブロックやシリンダーヘッドをはじめ、トラクター用トランスミッションケース、クラッチハウジングなどヤンマーグループで製造する各種産業用機械の主要鋳造部品の生産・供給を担っています。
2013年9月には、ヤンマーグループの海外生産拠点で初めてとなる鋳造部品工場を新設し、2014年9月から現地での量産を開始しました。当面は小形エンジン事業本部向けに立形水冷ディーゼルエンジンのシリンダーブロック・ヘッドなどを供給するとともに、YANMAR S.P.CO.,LTD.向けにトラクター用鋳造部品を供給していきます。
鋳造部品工場では集塵機を屋内に設置することで外部への騒音や粉塵の飛散を防止するとともに、センサー付き活性炭脱臭装置の設置により中子焼成ガスの臭気を除去するなど、周辺地域への環境に配慮しています。また、工場生産部門や総務部門が委員となり、月1回の省エネ委員会を開催しており、エネルギー使用量や廃棄物排出量のPDCAを回しています。
YANMAR S.P.CO.,LTD.
東南アジア向けトラクター・耕うん機の生産工場
YANMAR S.P.CO.,LTD.では、トラクターと耕うん機を製造しています。トラクターのトランスミッションケースや、クラッチハウジングなどの鋳造部品はP.T. YANMAR DIESEL INDONESIAから供給を受け、トランスミッションやフロントアクスル部品を現地で生産しています。
トラクターは、タイ国内以外にカンボジアやインドネシアにも供給しており、2015年度からはオーストラリア、マレーシアにも供給する予定で、東南アジアのトラクター生産拠点として位置付けています。また、耕うん機のトランスミッションの仕組みはP.T.YAMINDOから供給を受け生産しています。
洋馬発動機(山東)有限公司
中国国内の需要に対応し立形水冷エンジンの生産を開始
洋馬発動機(山東)は、これまで中国国内の農家や漁師向けに横形水冷ディーゼルエンジンを製造していました。しかし、近年、中国国内の都市部およびその近郊の開発が進んだことで、住宅建設や上下水道工事などに使用される小型建設機械などの需要が拡大し、より出力の大きい立形水冷ディーゼルエンジンの需要が高まっています。
また、環境保護を重要課題に掲げる中国政府は、かねてより排気ガスによる大気汚染を問題視しており、作業用機械や車両の各完成品メーカーは排ガス規制に対応できるエンジンの確保を急いでいます。
このような背景から、洋馬発動機(山東)は、OEM向けに立形水冷ディーゼルエンジンの生産ラインを新たに建設し、2013年10月から製造を開始しました。生産能力は年間3万台で、将来的には需要の拡大に対して9万台まで対応できる体制を整備しています。
新工場で製造する製品への塗装には、びわ工場と同様、トルエンやキシレンなど有害物質の含有量が少ない塗料を使用するとともに、塗装からの排出ガスに含まれる揮発性有機化合物(VOC)の除去設備を導入するなど、環境への配慮にも取り組んでいます。
洋馬農機(中国)有限公司
中国国内・東南アジア向けコンバイン・田植機の生産工場
洋馬農機(中国)では自脱型・普通型コンバイン、田植機、トラクターの製造を行っており、ヤンマーグループのなかで唯一トラクター、コンバイン、田植機すべてを製造している海外工場です。洋馬農機(中国)の主要機種である普通型コンバインは約90%の部品を現地調達しており、T/M・脱穀部・刈取部の組み立ても内製化し、本機最終組み立てを実施しています。
現在、普通型コンバインは中国国内以外にベトナムやインドネシアに供給しており、今後はフィリピン、ミャンマーへも供給していく計画です。2014年11月には工場増築工事が完了し、2015年にはコンバイン増産に向けた生産ラインの設置も行う予定です。