障がいに対する配慮

ヤンマーシンビオシスでは様々な障がいを抱えた方を雇用しています。
どんな障がいを持っていても生き生きと働き、円滑に業務を進められる職場づくりを目指し、当社では以下のような活動を行っています。

能力を最大限に活かす

スケジュールの見える化

スケジュールボードを用いて、一日の作業を一目でわかるようにしています。

視覚的に作業を区切ることにより、作業と作業をスムーズに切り替えられるようになりました。また、急な予定の変更もスケジュールボードを見て確認することで、安心して取り組めます。

スケジュールボードを見ることで、社員は自発的に次の作業の準備に取り掛かれるようになりました。

素早く正確に

グループ会社へお届けする郵便物を入れる仕分け棚は「赤」と「緑」に分けられています。

赤はシングルチェック※1のみが終了し、緑はダブルチェック※2が終了していることを表しています。色で判断することが出来るので、書類を引き取りに来られたお客様に郵便物を素早くお渡し出来るようになりました。

スピードが求められる現場ですが、日常業務の品質向上を目指し、様々な工夫を行っています。

  • ※1シングルチェック・・・1人目が宛名と仕分け先が間違っていないかを確認する
  • ※2ダブルチェック・・・・シングルチェックとは別の人が確認する

社内サポート体制

1)企業在籍型職場適応援助者の配置

指導者のほとんどが企業在籍型職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修を修了し、障がい特性に合わせた指導や、長く働き続けられるような支援をおこなっています。
当社では現在18名のジョブコーチが活躍しています。

2)健康・サポート室の設置

全社員が働くことを通じてこころとからだの健康を保ち、個々の能力を最大限発揮できる体制を作るために
精神保健福祉士、作業療法士、産業カウンセラー、キャリアコンサルタント、公認心理師など専門職が常駐しています。
働く中での様々な困りごとについて、皆さんと一緒に解決方法を考えます。

健康・サポート室が実施するサポート内容

① 健康・サポート室主催の社内研修の実施(一例)

  • こころやからだの健康に関する研修
  • よいコミュニケーションに関する研修
  • 障がい特性研修
  • 新入社員研修(社会人経験の浅い社員対象)
    <研修に参加した社員の感想>
    • 完璧癖をつけるのではなく、「次はどうしよう」と考えて言動・行動ができるようにしたい。
    • コミュニケーションで相手にうまく伝えることを取り組みたい。
    • 研修の場ではうまくできても、本番では緊張してしまう。緊張しないコツを教えてほしい。

② 個別支援(一例)

上司と部下という関係では相談しにくい問題などについて、事業部と連携しながら個別で支援を実施します。

  • 個別カウンセリング
  • 障がいのある社員の上司(指導者)に対する相談対応
  • 不調時の対応

③ 支援機関との連携

地域の障害者就業・生活支援センターや障害者職業センター、就労移行支援事業所、就労定着支援事業所の支援者の方にご協力いただき、日々の職場での様子や体調の変化などの情報を共有し、支援機関・社員・職場が一つのチームになって、社員の長期的な就労定着を目指しています。
入社から1か月、3か月、6か月、1年のタイミングでケース会議を実施し、目標の達成度や困りごと、取り組む課題などについて確認します。

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